田中バドミントンクラブ広島

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教科書には載っていないこと

スポーツ・・・

 

スポーツって、これが正しいって基本があると思います。

だけど、そうじゃないトップ選手もいます。

教科書と違うプレーをトップ選手がしている。

だけど、それが理にかなっている。

その人はそれが1番あっている。

こうなると、正しいが何なのか、分からなくなりますよね。

 

一応、基礎、基本はこうだよ(*^-^*)

と教えます。

だけど、その基礎、基本が必ずしも、その選手に合ったものかは分かりません。

これが正しいんだ、と教えて弱くなることもあります。

出来なくなることもあります。

もちろん、強くなることもあります。

試合で勝てるようになることもあります。

 

例えば、試合に出た時に、何がその選手の正しいなのかと言えば、

フォームやプレー、ストロークではなく、試合が出来ているかだと思います。

そのスタイルで勝っているかだと思います。

 

野球で言えば、打てているか、捕れているか、投げられているかだと思います。

サッカーで言えば、トラップできているか、蹴らているか、走れているか、

等だと思います。

 

バドミントンでも同じです。

正しくないグリップや構えでも、上手くリターン出来ていれば、

その選手にとっては、それが正しいのかもしれません。

 

インターハイ決勝やインカレ全国大会、世界大会など、動画で見ていて、

すべてのプレー、ストローク、ショットが基本に忠実ではないと思います。

そんな取り方、そんな打ち方で、そのプレーする!!!

なんてことは、たくさんあります。

 

もちろん、基礎や基本をしてきた選手も多いと思います。

それを超えたものでないと対応できないとしたら、

教科書の正しいが、すべて正しいにはなりません。

正しいをしているとできないプレーもあるということです。

 

それを踏まえたうえで、基本や基礎を教えてみるといいのかなぁと思います。

上で勝っていく、勝たせていくと、教科書の常識とは違う常識が出てきます。

それを要求する、それを見守る、それを認める、それを教えられることが、

勝てる指導者なのかもしれません。

 

正直、試合で勝つためには、教科書には載っていないことを指導します。

教科書はある意味過去のものです。

だけど、コートの上でやっていることは、現在のことです。

その現在は、常に新しい常識へと変わります。

 

トップ選手のバドミントンなんて、教科書には載っていません。

載っていないプレーをコートの上でやっています。

 

基礎、基本は、大切です。

それを踏まえたうえで、それ以上のイメージで指導する。

こんなショット来ないよ、ではなく、こんなショットが来るんだよ。

こんなショットに対して、基礎、基本という普通では対応できないんだよ。

ということも、指導者は教えるべきなんです。

 

1・2・3や1・2や1でストロークするとします。

だけど、トップ選手になると、1の半分になることもあります。

 

出来ているから理にかなっている、だけど、普通ではないことなんて、

スポーツでは当たり前のことなんです。

普通じゃないから、トップ選手は、その場所で戦えるんです。

 

スポーツって面白いですよね。

見るのもやるのも、本当に楽しいですよね。

そういうものがあるから、スポーツは魅力かあるんだと思います。

教科書通りにしているようで、していない。

だけど、素晴らしいプレーをしている。

見せるプレーをしている。

だからスポーツっていいんですよね(*^-^*)

 

田中信雄 入力H