本当は、プレーの好みがあります。
本当は、最短で上手くさせたいんです。
だけど、それでは、長く勝つ選手は育ちません。
長くバドミントンをしてくれる選手は育ちません。
練習で、試合で、自分で考えてプレーできる選手、
あこがれや目標になる人としてもいい選手、
バドミントンだけ強ければいい・・・ではない、
強くなればなるほど、人として目標になる選手を育てなければなりません。
きっと僕は甘いんです。
きっと僕は選手を信頼しすぎているのだと思います。
教え始めたころ、勝たせればいいと思っていました。
選手は、勝ては一生約束される。と思っていました。
しかし、答えはNOです。
実力+人間性+フアンサービスやスポンサーあっての選手です。
僕も書で食べられるだけのお客様はいました。10代のころです。
しかし、それ1本で一生やっていく自信はありません。
プロで生きていくことのしんどさは、畑は違えど、身に染みて分かります。
僕はサラリーマン、バドミントンコーチ、書道家、の3つの仕事をしています。
前は、スポーツインストラクターもありました。
その中で、好きなことを仕事にして生きていく大変さは分かります。
分かった上で、子どもたちのは夢を持ってほしいです。20代も同じです。
正直、何歳でも関係ありません。
自分で限界を勝手に決めるのではなく、自分をしっかり信じてほしいと思います。
これは今の僕にも言えることですが、
バドミントンで言えは、今教えている子たちを何としても勝たせたい、最高順位にしたいです。
ここがポイント・・・
やってくれるかな・・・と信用しているうちは、ダメなんです。
やれるんだ・・・と信頼しないとダメなんです。
妥協しているうちはダメ・・・
信用しているうちはダメ・・・
どんなに厳しくても、ついてきてくれると信頼して教えないとダメなんです。
残念なことに、教え子みんないい子なんです。
親心入っています。
とはいえ、高校生活、限られた時間しかありません。
どんな結果でも、嬉し泣きで引退出来るようにしてやりたいですね。
田中 信雄