田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

バドミントン・・・今回はひじを引く練習

ラケットは引かない、ひじを引く。

小学生や中・高生女子の選手で、勝てないという子には、
ひじを引かずに、ラケットを引く子や、ひじを引いているのに、
ラケットも引いている子が多い。

指導していると、僕も昔は「ラケットを引こう」と言っていました。
それを「ひじを引こう」に変えただけで、無駄がなくなり、上達率が上がりました。(経験上)

①構え→ひじを引いて半身(半面)→構えの繰り返し
構え→ひじを引いて半身(半面)→素振り・足の踏み変え→構えの繰り返し
③その子、その子の正確な打点に手投げでシャトルを出す。
(ラケットを振るタイミング、シャトルを打つタイミングは声かけ)
④高い手投げで投げるシャトルをずらし、打点に早く入らせ、良いフォームで打たせる。
⑤その子、その子の正確な打点にノックでシャトルを出す。
(ラケットを振るタイミング、シャトルを打つタイミングは声かけ)
⑥高いノックで、打点に早く入らせ、良いフォームで打たせる。
⑦高さ・スピード・コースを変え、打点に早く入らせ、良いフォームで打たせる。
⑧打たせるショット・スピード・コースなども指示する。
⑨ゲーム練習で試してみる。
⑩出来ない所は、繰り返し練習させる。
⑪試合で出来ればOK。
*ひじを引かないショットもあるので、それもちゃんと指導しましょう。
基礎+応用(出来ることをたくさんつくってあげましょう)

学年、大会レベルによって、個々のレベルアップ(練習強度・ストローク・フットワーク・ラケットワーク・ステップワーク・メンタルワーク・筋トレ・休養・食事など)の指示、指導し、一人の指導者が教えるのではなく、それぞれの分野の専門家の力も借りる。

また、小学生や初心者では柔軟性を持たせ、次のステップ(中学・高校など)に行っても、良い指導が受けられるように、基礎の部分をしっかりと指導しておく。

自分が指導している期間だけを重視するのではなく、あくまでも競技を継続させること、高校生以上で成果を出せる選手の育成・強化が必要となる。(ジュニア・中学生指導の場合)

燃え尽き症候群や、もともと好きなスポーツを嫌いにさせないことも指導者の役割です。

本音は、自分が教えている期間、教えている選手が活躍してくれると、嬉しいです。しかし、期待を超えたあせりすぎた指導は無理ばかりになってしまいます。(経験上)

指導者も選手もかかわる周り人も、同じ目標で勝ちを目指して戦うことは賛成です。選手の持っている能力を選手自身も望んで強くなることも賛成です。(伸びしろをちゃんと残しながら、その時期での最大限のバドミントンをさせてあげる)

コートに立つのは選手です。大切にしましょう。
バドミントン大好きをたくさんあげましょう。しんどい練習の先にある評価・結果も含めてです。

瞳を輝かせてバドミントンをし、その先に日本からもっとたくさんの世界チャンピオンが出てくれることを期待しています。

可能性が0じゃないうちは、誰でも可能性は無限大です。

田中 信雄