ノック練習・・・
中級者、上級者のノックは、1歩半から2歩のフットワークを使った時、
ギリギリ取れるポイントに打っていくのがいい。
初心者、初級者には、1歩から1歩半の確実に届くポイントに、
ノックしていく。
試合に勝っていこうとしている子は、シャトルを取りに行きますが、
そうでない子は、諦めます。
諦めると、練習になりません。
その日の目標、練習目的を、練習前に決めて置き、
それに合わせて、少し上のレベルで練習していく。
コーチの心の中・・・
ノックをあげていて、楽しい時間と、そうでない時間があります。
強くなるんだ、上手くなるんだ、勝ちたいんだ、
そういう気持ちが伝わってくる子にノックをあげる時は、
実は楽しい時間です。
その逆は、楽しくない時間です。
コーチも機械ではないので、
ノックシャトルに気持ちがあるものとないものとがあります。
これが普通です。
お互い人間同士、だからコーチのいいノック、気持ちのあるノックを、
引き出すのは、選手だと思います。
これは、必ず試合にも出ます。
気持ちの入ったショット、気持ちのないショットは、
試合でも出ます。
10グラムにも20グラムにも感じさせるかで、
相手のミスショットをも誘えます。
簡単に言うと勢いです。
勢いのある選手は強いんです。
そういう気持ちは、嘘だと思うかもしれませんが、
シャトルに伝わります。
これって、実はどのスポーツも同じなんです。
簡単な言葉で言うと、重いんです。
その重さを持っている選手が、いつも言う向こう側に行ける選手なんです。
全国選手に持っていて、そうでない選手がもっていないもの。
プロがもっていて、そうでない選手がもっていないもの。
それが偶然ではなく、当たり前の選手が、そういう選手です。
すごいを当たり前にする選手だからこそ、やっぱりすごいんです。
そこを目指すか、目指さないか、
そこが普通になるまで、人の何倍も練習していくかどうか、
99%の努力と1%の運と言われたら頑張れますが、
1%の努力と99%の運と言われると、
どれだけ努力せんといけないの・・・って思います。
田中信雄 入力H