納得いくまで・・・
「継続は力なり」という言葉があります。
「練習はウソをつかない」という言葉があります。
選手と一緒に作る練習が出来ている時は、選手の状態がいい時です。
指導者主体の練習になっている時は、選手の状態が悪い時です。
指導者が練習メニューの提示を選手にしたとき、指導者の思惑以上に選手が練習をこなし、さらなる練習を要求することが、本来、「いい練習環境」だと思います。
指導者主体の練習では、その指導者の能力以上の結果は得られません。
選手と指導者が一緒になって、「勝利」をつかむ練習であれば、より高い結果が得られる可能性が増えます。
一番いい練習は、「自主練習」です。
「自主練習」の内容が結果につながる内容であれば、良い指導だと言えます。
その日、指導者がいてもいなくても練習できる。
こういう環境作りが出来れば、最高です。
強いチーム、強い選手はこれがちゃんとできます。
管理指導とは、本来、そこに指導者がいてもいなくても、ちゃんと出来ることです。
自主的にしっかりとした練習が出来ることです。
指導者がいればできる、指導者がいなければできない。
小学生ならいざ知らず、中学生、高校生などは、やっていかなくてはならないことです。
理想は、指導者がいなくても、より良い練習が普段から出来ること。
指導者が来れば、さらに強度の高い良い練習が出来ることです。
実際はなかなか難しいですが、そういうチーム・そういう選手は、やはり結果を残しています。
僕の持論は、筋トレや体力つくりは、コートが使える時間にはやらない。
コートが使える時には、コートでしかできない練習をした方がいい、と思います。
これが一番もったいない時間です。
スポーツセンターの個人利用では、交代があります。
その交代時間の過ごし方を見ていると、勝てる選手か勝てない選手かが分かります。
本当に勝てる選手は、空き時間ほど、有効に練習しています。
コート内練習前に、ストレッチをしておく、アップをしておく、これは勝つ選手は、当たり前のようにしていることです。
こういうことをしないで、勝ちたい、勝てるようにならないといっても、それは当たり前のことです。
素振りなども同じです。
2時間コートが使えるのなら、2時間コートを使う練習をする。
1時間コートが使えるのなら、1時間コートを使う練習をする。
筋トレも体力つくりも素振りも、コート外で出来る練習は、コート外で練習する。
勝てないと悩んでいるチーム、選手のみなさんは、とりあえずここから始めてみましょう。
田中信雄