いつも違うトレーニング・・・
年に数回の講習会や練習会は、いつも違うトレーニングを考えて、
持っていきます。
対象者のレベルや調子などもあるので、
毎回シュミレーションして、5パターン~10パターン、
どう転んでもいいように用意していきます。
気温や天気、体育館の状況、時間、人数の変化など、
事前に考えておくことで、当日、どんなに変わってもいいようにしておきます。
実はこの準備が、大変なんです。
この中には、対象者だけではなく、
手伝ってくれるコーチの方のレベル、良さなども引き出せるように、
考えます。
本当にどう転んでもいいように、考えます。
例えば、強化練習で、選手がある程度バドミントンが出来れば、
手伝いのコーチがいなくても、1人で回せるものもあります。
レベル差があると、お手伝いいただかないと回せないです。
が、基本、子どもたちだけで回せるような練習を組むので、
そんな時は、上級生が活躍できるようにします。
コーチがたくさん必要な練習もありますし、
そうでない練習もあります。
結局は、普段から考えて練習している子、
自分たちでノックをあげられるようにしているクラブが集まると、
コーチ任せにならない練習が組めます。
そういういろいろを想定して、用意していきます。
要は、参加者の満足度が大切なので、コーチメインではしないということです。
なるべく選手がコーチを活かせるように、
選手がコーチのモチベーションを引き出せるように、
コーチ待ちではない、選手主体の練習になると、
手伝ってくれるコーチも、参加している選手も、
いい練習につながると思います。
全体練習では、選手が全体の士気をあげる。
個人練習だと、自分に今足りない部分をコーチに相談して、
強化してもらう。
そういう練習ができれば、選手はコーチを活かし、
選手自身も成果が上げられると思います。
田中信雄 入力H