全国選手を指導するとき・・・
全国選手を指導するときは、
指導したことを、次回指導するときまでに、
出来るようにしてくることを課題にします。
指導する時間に出来ることを教えるばかりではなく、
課題を与えます。
例えば、ヘアピンが20球手投げして、20球カゴに入らなかった。
時間の練習時には、20球カゴに入るように課題を出します。
教える時間が練習ではなく、
教えたことを、理解する→出来るようになる→完璧に出来るようにする。
教える時間に学習し、覚え、練習する。
次の練習までに、復習し、完璧に出来るようにしてくる。
練習で復習し、テストする。
出来なければ、次の練習が出来ないので、もう1度する。
週1回でも、月1回でも同じです。
指導する間がある時は、この繰り返しです。
これができる子が、勝っていく子です。
これをするために、保護者も協力します。
簡単に言うと家庭学習と同じです。
バドミントンをしているしていないは関係ないんです。
シャトルがあって、手投げが出来れば、出来る練習はたくさんあります。
サーブ練習もシャトルを拾ったあげることは出来ます。
ヘアピンやプッシュ、ネットリターンなどもできます。
知識がない、バドミントンを知らないからこそ、いい面もあります。
バドミントンを知っていると、教えたくなります。
何も言わずに、我が子のために手投げノック、ノックをしてあげる。
選手は、こう教えてもらっている。
ラケット下がっていない?、肘下がっていない?
そういうことの確認はできます。
全国選手になるって、いろいろな方の協力があってこそです。
バドミントンのことは分からない、バドミントンはしたことがない。
そういう保護者の方もたくさんいます。
だけど、子どもは全国選手って選手もたくさんいます。
全国上位って子もたくさんいます。
そういう保護者の方に、シャトルの投げ方、打ち方を指導することもあります。
要は、上手くなるためのシャトル出しって、
バドミントンをしているからできる、いいってわけではありません。
その選手が上手くなるようにあげているかどうかは、
バドミントン経験は、あまり関係ありません。
バドミントンはしたことがない。
だけど、手投げが抜群に上手い方もいます。
もちろん逆の方もいます。
投げるのも才能だと思います。
ノックも才能だと思います。
同じ練習をしても、全然違ったものになるように、
手投げ一つ、ノック一つで全然違うものになります。
あとは、保護者が指導者を信じることです。
保護者が信じる指導者は、選手も信じます。
それが、大きな力になります。
同じやるのなら、出来れば上手くなりたい。
試合で勝ちたい。
そう思ったら、出来ることって結構あります。
一番伸びないのは、他貫性指導です。
一番伸びるのは、一貫性指導です。
指導者は、有資格者です。
そんなに間違った指導をすることはないはずです。
指導者を信じてみてもいいと思います。
田中信雄 入力H