試合相手の実力をどう伝えるか?
県内の選手が、県内レベルとは限りません。
小学生も、中学生も、高校生も、県内に全国選手、全国トップ選手がいれば、
その選手と当たる可能性はあります。
そういう選手と予選1回戦から当たると、予選1回戦負けになってしまいます。
実力を作ることに、「これでいいよ」という安心感は、持ってはいけません。
しかし、選手も指導者も、相手が見えなければ、「これだけ練習すれば・・・」という感覚になることがあります。
これが誤算を生みます。
小学生でも、大人顔負けのプレーをする子はいます。
速いスマッシュを打つ子もいます。
中学生になれば、その数が増え、高校生になれば、さらに多くなります。
小学生だから・・・
中学生だから・・・
高校生だから・・・
というくくりを持っている限り、勝つことはできません。
卓球を見てみると、日本代表に10代の選手がバンバンいます。
日本で1番強い子が、10代なんです。
バドミントンも、そういう選手が中にはいます。
そう考えると、中学生や高校生のライバルは、実業団選手、日本代表選手になります。
小・中・高、勝ちたい選手のライバルは、日本代表選手。
そこを見据えて戦っている選手が、勝っていく選手です。
大きな枠で言うとこうですが、小さな枠で言っても、同じなんです。
同じ区に、県チャンピオンがいる。
同じ市に、全国ベスト○○がいる。
同じ県に、全国ベスト○○がいる。
その選手と当たる可能性は、あります。
高校生、県ベスト16レベルに上げても、1回戦で県1位と当たれば勝てません。
選手の皆さんへ
どの子もですが、試合で確実に勝ちたければ、県1位を目指して、練習していってください。
まず県1位の実力を知ることが大切です。
小学生だから・・・
中学生だから・・・
高校生だから・・・
という考え方は辞めましょう。
小学生でも、強い子は、高校生の試合で、上位に入ってきます。
伝え方って難しいですが、憧れからライバルに・・・
田中信雄