上の子と下の子と自分・・・
先輩がいて、後輩がいて、同じくらいの学年がいて、自分がいる。
バドミントンの実力は別にして、歳が違う子がいることは、「心の余裕」が生まれます。
僕が5年生6年生をチームの中心にするのは、上級生として、やっぱりツームを引っ張ってくれる「余裕」があるからです。
僕が3年生4年生を少し自由にさせるのは、上も下も見る「余裕」があるからです。
僕が幼児1年生2年生を見られるのは、上の子たちがしっかりしている「余裕」があるからです。
みんな信頼していますが、特に5・6年生は、信頼度が違います。
幼児・1・2年生は、とにかくまじめです。
3・4年生は、「上の子と下の子と自分」でふわふわするときもありますが、上級生になる準備もし始めています。
バドミントンの成長ももちろん大切ですが、個々の成長も大切です。
みんな1年1年、ちゃんと成長しています。
ダメ出しは、実は誰でもできます。
良い所を見つけて、それを伝えてあげることは、結構難しいです。
人を育てる時、「自信を付けさせること」が一番難しい、と僕は思います。
「自信」って、簡単に持てないけど、簡単に無くせます。
厄介なものです。
人って、良い所と悪い所とどっちが多いと思いますか?
答えは、良い所です。
元々人は、良い所しか持っていません。
というより、本当の正解は、
良い所も悪い所も持っていません。
人は、学びや生活、人と接する中で、「心」が出来ていきます。
僕は、素敵な生徒ばかりだと思っています。
だから、良い所が目につきます。
もちろん叱ることもあります。急がせることもあります。
だけど、やっぱり良い所がいっぱいある子たちばかりです。
だから、教えていて楽しいんですよね。
田中信雄