田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

ラリーから始めよう・・・

ジュニア練習・・・

9月の入り、練習を変え、効果が徐々に出てきました。
進路が決まった子に話をし、自分の練習は出来ないけど、教えることで、自分のプレーの見直しもできるし、考えるプレー、練習ができるので、数人参加しています。

僕もそうでしたが、幼児や低学年、初心者の指導するとき、ここで間違った指導、見本をしていまうと、先が見えてしまいます。
実は初めがものすごく大事なんです。
高校生から始めた子たちは、時間もなく、指示指導が多くなります。選手としてはいいかもしれませんが、どこかで壁にぶつかります。
これを避ける方法は、基礎です。
基礎がしっかりしていれば、自分に合ったプレースタイルに変えても崩れません。基礎がない子は、それをし始めると崩れていきます。

基礎指導+見本指導は、教える子どもたちのためにもなりますが、実は教える子たちのためにもなります。

基礎を自分のものにした後に、自分の練習してみると、今まで出来なかったプレーが出来るようになります。
基礎はしっかりしてくると、後はスピードの変化に対応するだけになります。これは練習でどうにでもなります。

ラリー練習・・・

僕が練習会、講習会などで指導する前にやってほしいことは、ラリー練習です。ショット練習は、ラリーの楽しさを知っている子には、簡単に教えられます。ラリーの楽しさが分からない子には、そこから教えないといけません。その分、時間がかかります。

僕のクラブに手伝いに来てくれる子、コーチには、「どんなショットが返ってきても、打てるポイントへ確実に返し、ラリーを続けてくれ」と指示します。けっこう大変ですが、これが子どもたちのやる気と楽しいを引き出します。
コーチ陣は大変です。どこに来るか分からないシャトルを、同じポイントに打ち返すのですから、良い練習になります。

「楽しい、もっと打ちたい」とやる気になってからが練習です。
「上手くなったね、たくさん続くようになったね。こんなの打てるかな?」とショットを教えていきます。少し返すシャトルをずらせてみます。

これと並行して、基礎ショットも教えていきます。
そうすると、「ここではこうやって打ったらいい。このフットワークを使えばいい」と理解してきます。

そうすると、ヘアピンショットも、基本は「肩の高さで打とう」と教えますが、打ち合いだと、「「上で打つ、肩の高さで打つ、腰の高さで打つ、膝の高さで打つ、膝下で打つ」といろいろあったでしょう、全部できたらすごくない」というと、「すごい、やりたい」となります。勝手に練習します。
ここで大切なことは、各ショットを見せてあげることです。「ここに来たらどうしたらいいの?」という疑問に「こう打てたら、こう打ったらいいよ」という見本があると分かりやすくなります。

これを、各ショットしていくと、どんどん上手くなっていきます。
コーチも見せる時にミスが出来ないので、練習しないといけませんし、見られる中でプレーすることは、試合でのプレーにもつながります。

僕はコーチにどんどんプレッシャーをかけるタイプの監督です。コーチはきついと思いますが、教える中で上手くさせることを求めていますし、コーチも現役なので、現役はどの練習でも自分の練習にしなくてはいけません。

なので、現役でコーチに来る子には・・・
①教えること
②教えて出来るようにさせること
③見本になること
④自分の練習をすること
の4つの事、簡単に言うと、
「自分の練習の4倍意識を高くして練習しろ」と言います。
これができそうな子だけ、ジュニアのコーチに呼びます。

田中信雄