田中バドミントンクラブ広島

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基礎を一からやってみよう

勝つために・・・

勝つために、徹底した基礎強化・・・

ものすごく小さいことですが、ステップのつま先の向きとか、膝の高さとか、重心のかけ方とか、そんな小さなことが、大きなプレーにつながります。

上手くなればなるほど、そういった小さな基礎がブレないプレーにつながります。

僕ら指導者も、時間を言い訳に、その辺をすっ飛ばして指導することが多くあります。基礎時間を少なくして、強化練習を多くとることが多くあります。

試合、試合となってしまうと、短縮練習になってしまいます。
ここで一度リセットしてみる。
一つ一つの動き、ショット、プレーを1からやってみる。
そうすると、小さな伸び悩み、小さな変化、小さな基礎に気付きます。
そこをもう一度確かめることで、3か月後、半年後にさらに強くさせられるはずです。

本当に出来ている子は、その小さな基礎にかける時間は、少ないはずです。しかし、そこを飛ばして強くなった子は、ここに時間がかかります。

ここに時間がかかる子は、まだまだ本来の力を発揮しきれていません。簡単に言うと、もっと強くなるということです。

同じショットを同じように打つ・・・

100本ハイクリアーラリー、同じ動きで、同じストロークで、同じように打つと、シャトルが変化しない限り、同じ場所に、同じスピードで、同じ高さ、同じ力で打つことができるはずです。
他のショットも同じです。同じコースに同じショットを打っていけることこそが、上で勝って行ける選手だと思います。

この意識を選手も持つべきです。
そして、選手自身がそのレベルを求め、練習していくことが練習だと思います。

練習とは、「出来るまでやる・・・」ではなく、
出来るが当たり前になるまでやる・・・」が練習です。

それを前向きに出来る選手が強い選手です。
例えば、僕が課題を出します。それを上回る選手は、上達する選手です。それを上回らまい選手は、上達が難しい選手です。

練習は、監督、コーチのためにするものではありません。
自分の成長のために行います。
その選手が勝つために考えた課題なら、選手はこなしていけるものです。そして結果につながるものです。

例えば、大会優勝者と自分を比べてみましょう。足りないもの、足りているものがあります。それを分析し、データします。
勝つために必要な能力・技術アップの練習を行います。

それを指導者も選手も納得した上で練習メニューを起こします。
それを達成し、試合に臨みます。
練習メニューは、みんな違います。その違う練習をこなす中で、チャンピオンになりたい一心で練習していきます。

指導者は、練習目的、練習内容、練習の意図を選手に伝えます。
選手が勝ちたいと思うことは当たり前です。
その勝ちたいに近付ける為に、練習を考えます。

全ては勝つためです。
そんな練習は、指導者も選手もしんどいものです。
しかし、その先に、「勝つ」があるから、頑張れます。
勝つって大変です。だけど勝ったときの喜び、嬉しさが頑張りを認めてくれる瞬間です。

壁にぶつかったら、基礎を一からやってみよう。
伸び悩んだら、基礎を一からやってみよう。
時々は、基礎を一からやってみよう。

田中信雄