田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

大好き・・・

バドミントン大好き・・・

試合が近付くと、ピリピリするものです。
ものすごく下手で勝てないときは、勝つ事なって考えません。勝つ事を考えるのは、上手くなったからです。
練習しているからです。

試合は不安・・・

試合は不安でいいんです。だけど、1人で練習しているわけではないので、我がままになってはいけません。

よく、病気の人が「病気だから優しくしろ」という人がいます。僕は違うと思います。ひとりぼっちになったら、誰も助けてくれないし、側に居てくれるだけで、優しくされています。
ちゃんと「ありがとう」というべきです。

試合も同じです。試合だからピリピリします。不安です。しかし、そこで「人に対して感謝できる子」は勝てます。そこで崩れる子は勝てません。

色々な子を教えていて、試合の1ヵ月前くらいから、勝てる子勝てない子は分かります。せっかく勝てるだけろ実力をつけてあげても、気持ちで負ける子は勝てません。

教えてことをすべてやる・・・

僕の指導はあくまでも最低限のベースです。僕の教えることは全てできなくてはいけません。逆に言うと、教えてことを全てできれば、結構強いです。
そこに「気持ち」「ミスしない」「体調管理」「意地」「プライド」「感謝」などが足されて、試合で勝てます。

生徒の中で、教えてことが出来ないという子がいますが、10本中3本出来れば、必ずできます。僕が教えるのは10本中10本出来るまで側に居るのではなく、10本中5本出来てしまえば、あとはその子の問題です。

何故練習しない・・・

勝てない選手の多くが、「側に居ないと出来ない症候群」です。勝てる子は、教えて出来たことを、次の練習までに精度を上げてきます。
それができる子が、試合で勝てます。
バドクリ(バドミントンクリニック)は違いますが・・・。

3~5を8~9にしてきてくれないと10にはなりません。
クラブの練習で上手くなると思っている子は、そもそもの考え方が違います。

シャトルを打つだけが練習ではない・・・

ステップワーク
ラケットワーク
フットワーク
メンタル
フィジカル
パフォーマンス

バドミントンがシャトルを打てばある程度は上手くなります。しかしそれ以上に、「速いショット、遅いショット、強いショット、弱いショット、正確なショット」を打てる、「身体、体力」が必要になります。

僕の理想・・・

練習前・・・
①水分補給
②ストレッチ
③ランニング
④アップ
練習・・・
①あいさつ
②アップ(ステップワーク)
③フットワーク(ラケットワーク)
④基礎打ち
⑤ノック・パターン練習
⑥ゲーム練習
⑦あいさつ

「練習・・・」の部分はもちろん大切ですが、みんなと差をつける為、試合で勝つためには「練習前…」が大切です。

試合日は、試合までシャトルを打てないケースはたくさんあります。試合前3分くらいで会場、コート、シャトルに慣れなくてはなりません。
「練習…」ではきっちり基礎打ちをさせますが、クラブ内ゲーム練習日には、「何分からゲーム練習・・・」としか言いません。
ここできっちり出来る子は、試合で勝てます。

試合の流れ・・・

①会場
②荷物をまとめる
③水分補給
④ストレッチ
⑤アップ(ランニング・素振りなど)
⑥会場内
⑦基礎打ち(出来ない場合あり)
水分補給
⑨ストレッチ
⑩アップ(ランニング・素振りなど)
⑪試合コール
⑫試合
⑬水分補給
⑬審判
ストレッチ
水分補給
⑯試合コール
⑰試合
*合間で食事・栄養補給
⑱繰り返す

試合で勝つには、シャトルを打つばかりではありません。試合を想定して、普段の練習に取り組む必要があります。

勝てる子は、練習であいさつをするときには、すでに息が上がっています。練習できる身体が出来ています。

ここがポイント・・・

練習開始からが練習ではなく、練習開始時は、「練習できる身体」になっておく。これが勝てる選手の絶対条件かつ最低条件です。

ここで本気で勝ちたい子なのか、そうでないのか見分けがつきます。勝てる子はこれができるから、試合でも崩れません。勝つために当たり前のことをやっているから勝てるのです。

練習も試合も同じサイクル。状況に応じて対処できる意識と身体調整。勝つためには、必要だと思います。

そういうことをやっている子が試合で負けると、悔しいですね。そういうこは、本気でバドミントンが大好きだと思います。

大好きなことは「極める」。
自分なりに「マニア」になる。

大好きなことを「語る時、やる時」は人間、瞳が輝きます。そこまでやってみる。

始めは片想いでいいんです。そこから頑張って両想いになるんです。片想いの時と、両想いの時とでは、想いも変わります。
片想いの時の方が強い子もいます。両想いの方が強い子もいます。

バドミントン(大好きなこと)は、異性と同じです。
僕はバドミントンと片想いになったり、両想いになったりします。頑張って練習している時には、こっちを見てくれますが、練習しないと、全然見向きもしてくれません。

でも、人間と違うところは、人はどんなに愛しても、その答えが必ず良い答えで返ってくるかは分かりません。人は心を持っているからです。

バドミントン(大好きなこと)は違います。頑張れば頑張るほど、良い答えを返してくれます。

人相手には、相手の心を考え、相手の言葉、態度、気持ちを大切にする必要があります。自分の想いに我がままになってはいけません。

バドミントン(大好きなこと)は自分の想いをぶつけ、精一杯頑張ってもいいんです。

田中 信雄