田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

本当に教えたいこと・・・

感情・・・

試合が終わり、今週は生徒の要望で、練習を増やしました。
シングルス公式戦初勝利+もっとできたという熱意に負け、伸びると信じ、練習しました。
この1週間の練習で、試合前より、内面の心・技・体は確実にあがっています。

練習を自信に変えてほしい・・・

僕は勝たせたいモードに入ると、本音だけになる。
いいものは良い、悪いものは悪い。
基本は、良い所を伸ばし、悪い所を補えばいい。
それでバドミントンは、結構楽しめます。
しかし、試合で勝つためには、それでは勝てません。
出来ない所を徹底的に無くす、精神的にも肉体的にも辛いものになります。
これが報われる瞬間は、試合に勝ったときです。

練習は、指導者の意に選手がどれだけ対応できるか、これは選手としての最低条件だと思う。
その代償として、試合で負けたときの責任は、指導者にある。

昨日の練習、僕は、最近のポリシーに反し、感情的になってしまった。
僕は、僕が教えている生徒が、自分自身を信じないと腹が立ってしまう。
自信を持って試合をし、自信を持って最後まで頑張る。
その為に練習する。その練習では、

①マイナスの事は言わない。
②絶対に次は勝つ。という姿勢を見せる。
③手を抜かない。
④自信がつくまで、出来るまで、自分を追い込む。

才能がある子、勝てる子が、自分からチャレンジをしないと、練習の意味を僕が感じなくなります。
ただ楽しいバドミントンでいいのなら、その練習モードで出来ます。

僕は生徒の言葉は信じます。
練習したい、上手くなりたい、強くなりたい、次は勝ちたい。
なんでもいいんです。
そのどれかをいうと、時間が取れるときは時間をとって指導します。

「気持ちは長続きしない、思った時が、その子の伸びる時」だと知っています。
その時は、申し訳ないですが「その子にとって、今最高に必要な練習がしたい、するべき」だと思います。
それをするのが、生徒の有言実行です。

僕はビックマウスは好きです。
どんどん言って、どんどん有言実行していけばいいと思います。

僕もこのクラブ、始めた頃に、生徒との約束。
「高校初めで、県大会で満足できる結果まで持っていく」
生徒がどう考えているかは分かりません。
だけど、僕は、1年半の指導で、この子たちはそれくらい出来ると信じているので、達成できないと悔しい。目標達成は、目的です。

試合後は、悔いよりも満足で終わりたい。
今の最高の実力で、試合して、強い相手と戦えた結果がほしい。
勝つことが1番ですが、負けても「悔し笑顔」が出れば、僕の役割は達成します。

ここがポイント・・・

君の最高の実力を発揮しよう。
それでダメなら最高に悔しいけれど、満足できる。
勝ち負けは相手がいます。
相手も勝ちたいと思って、必死に頑張っています。
切磋琢磨という言葉が好きです。
次の目標になります。

友達をいっぱい作ろう。
ライバルをいっぱい作ろう。
君の目標が、目的に変わる最高のライバルと出逢おう。

「この試合、楽しかった。また試合しようね」
と言葉をかわし、あいさつしよう。

バドミントンっていいでしょう。
バドミントンって楽しいでしょう。

練習はさ、きついです。
練習は、辛いです。
楽しさなんて、これっぽっちもない。
それでも頑張れるのはさぁ。
この先にご褒美があるんだよ。

勝った負けたもあるけれど、
それ以上に、ご褒美があるんだよ。

それはさぁ、頑張ってみないと味わえない。
頑張った人だけが感じる特権。

それを僕は教える生徒に味合わせてあげたい。

ヒントは・・・

「バドミントンだけど、バドミントンだけじゃない。」

田中 信雄