田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

感謝は結果で伝える・・・

試合を見て・・・

同じようなレベルの相手ならミスが多い方が負けます。
技術も体力も正確さも運も大切だけど、気持ち、自信、勝ちたい想いが強い方が体も頭も動きます。

予測、予想に対応する力は、練習の中からしか生まれません。
多くの練習の中で、たまたま(偶然)が必然に変わった時、それが実力になります。

試合で出来ていないことは、練習でとことんやる。そして、試合で対応できるようにする。
試合練習は、正式ゲームで練習する。
データ収集と試合パターン、試合の癖、体力や性格、メンタル面など、審判用紙から分析できます。
と同時に、ビデオ収集(映像)からの試合の癖、体力や性格、技術、メンタル面など合わせるとより分析できます。

そこから今現在、必要な練習をメニューとして、取り組ませると、レベルアップします。
良い所は伸ばしますが、それよりも出来ないポイントをとにかく無くしていきます。相手につかれる弱点は、無くしていかなくては勝てないからです。

根性論、科学的練習、いろいろあります。僕も最大限取り入れます。
しかし、最後にものをいうのは、信頼です。
僕の提示する練習を全て信じてやる子は、必ず強くなります。
そも逆に、ブレる子は試合のどこかで崩れます。

師弟関係は、師の言うことを全て聞くことではありません。
もっと単純で、認めてもらいたい、恩を返したい、褒めてもらいたい、の3つです。

認めてもらいたい・・・教えを全て継承したい。
恩を返したい・・・勝をとり、結果を出したい。
褒めてもらいたい・・・成長した自分を見てもらいたい。

勝てなかったときの申し訳ない気持ち。
自分の不甲斐なさが悔しくて、情けなくて申し訳ない気持ち。

これは、僕が教えることではなく、感じることだと思います。
これを知り、これを感じ、感謝を持つものは、勝つ選手です。
この1番大切なことを持っていない選手は、勝てない選手です。

僕がコーチの立場では選手に伝えます。
僕が監督の立場なら選手に伝えられません。

ただ、やっぱり人は心で強くなります。
それは考えるものと、感じるものとがあります。

僕の考えは、感謝は言葉ではなく、結果で示せばいいと思っています。
ものすごく大変ですが、僕はそれが師に対する感謝だと想い、それだけを求め、師に感謝してきました。

それは結局は自分に返ってきます。
自分の力、成長、能力、経験値になっています。

言葉よりも難しいこと。
感謝は結果で伝える。
さあ、どうかな?
教え子ちゃんたちは、この言葉を理解してくれるかな。
直接は言いません。
自分で感じることです。

ただ、この文章を読んだ、僕と逢ったことのない人が、
自分の師に対して、こういう気持ちで、感謝を伝えられたら、
あなたは今よりも、もっと素敵な人になれます。
僕が保証します。

田中 信雄