田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

ガマンできる強さ・・・

ノックがしたいというので・・・

前回の練習で、生徒がノックをしたいというので、昨日の練習はノック中心の練習にしてみました。

18時~21時の練習で、ダブルス・シングルスのノック。
後半はお決まりの3本決めたら交代(全員がいいと認めるまで)
これが楽しい。
今回は「ジャンプして打つ」が課題だったので、みんなよくジャンプしていました。
ノック終了と共にうつ伏せに・・・。
復活して、シャトルを集めて、またノックへ。
身体はしんどい、だけど、瞳はキラキラ・・・。
声も出ていたし、応援?もしていたし、それぞれが仲間意識を持って、励ましあい?、上達しあい、頑張っていました。

その光景にワクワクし、さらにノックを上げました。
生徒のやる気を出させるのがコーチなのか、コーチのやる気を出させるのが生徒なのかは分かりませんが、どっちも満足できる練習になったら、その時間はとてもいい時間だと思います。

課題はあります。
その課題を生徒も理解し、もっと練習したい。もっと上手くなりたい。もっと打ちたい。と思って練習すれば、価値のある1球を永遠に練習できます。

前回、問いかけました。
「自分たちは上手くなっていることに気付いている?」
「気付いていない」らしいです。

「オレはみんなが上手くなっているから、意識も対応も、動きも変えているよ。じゃないと、付いていけない。みんなはそこが変わっていないよ。自分も上手くなっていて、仲間の上手くなっているのだから、意識も対応も、動きも変えていないから、簡単なミスがある。」

例えば、みんなが簡単なミスをしなければ、もっとラリーが継続します。良いショットで長いラリーをしていくことは、集中力を保たなければなりません。それが試合につながります。

意識・反応・対応・動き・速度・スピードの変化など、上げていかないと、相手をしていて対応できません。試合相手をするときは、正直、つないでミスを待ちます。簡単に言うと「ガマン」です。

もちろんチャンスは打っていきます。だけど、そのチャンスが少なくなってきているので、とにかくミスを待つ「ガマン比べ」です。

生徒は、打ってきます。ここに「ガマン比べ」でミスをしないバドミントンができるようになると、僕は負けてしまいます。

逆に言うと、生徒たちの試合での勝率も増えてきます。
ここに期待しています。

ガマンって自信がいります。
ガマンって忍耐がいります。
ガマンって心の弱さがいります。
ガマンって練習がいります。

ガマンできるバドミントンに気付くこと。そして、実際にプレーでやってみること。
いい時が最高ではなく、悪い時が今の自分だと思い、悪い時の自分をいい時の自分に近付け、その差がないようになってくると、安定したプレーができると思います。

心の中では、全員課題の「5連敗」をいつされるかドキドキしつつ、負けないように平然を保つ。
上手くなっているからこそ、それを認め、こっちもプレースタイルを変えます。

上手くなっているという自信。
仲間も上手くなっているという確認と認める謙虚さ。
負けたくないという目標と成長。

チームはみんなが強くなれば、活気が出ます。
そしてより良い練習ができます。
そしてさらに強くなります。

田中 信雄