一貫指導・・・
スポーツ界では、ずいぶん前から言われていますが、
「一貫指導」が望まれています。
うちのクラブは、僕の教え子が指導者になります。
いろいろな考えの指導者がいて、いろいろな指導をすると、
どこかで伸び悩み可能性があるからです。
教えたことを崩されると、直すのにかかる時間は、2倍3倍になります。
そうすると、マイナスになるので、練習すればするほど、下手になります。
こんな非効果的な練習をすると、時間もお金もかかり、
勝利も望めなくなります。
練習すれば上手くなる・・・
なんてスポーツをしていない人は思うかもしれませんが、
練習すればするほど下手になる、勝てなくなることは、
実際にあります。
この人から指導を受ける・・・
と決めたのであれば、その指導を学んでいくことが、
勝利への近道になります。
中体連、ジュニアは、僕オンリーなので、そういうことはありませんが、
そうでない子は、来た時に直すの繰り返しなので、
なかなか上達しません。
3歩進んで2歩下がる・・・
なんて歌がありますが、
3歩下がって2歩戻す・・・
が現実です。
毎練習、半歩プラス、1歩プラスならいいですが、
毎練習に、戻すなんて、しんどさしかありません。
マイナスになる練習を辞めて、縄跳びやランニングをしてくれた方が、
ましです。
少なくともプラスにできます。
マイナスの練習を戻すためにお金を払って教える。
そもそもどんなに安くても、マイナスになる練習はしてはいけません。
安いは安いなりの理由があります。
お金を払って教えてあげるなんておかしいんです。
僕は、日本スポーツ協会公認指導者しか指導者とは認めていません。
これって当たり前のことだと思います。
誰でも教えられる、こんなのそもそもおかしいんです。
親としては、2時間100円のクラブよりも、2時間1000円のクラブを選びます。
もちろん資格を持っているということが絶対条件です。
資格がない人が教えるなんて、信用しません。
ヒッティングパートナーとして、試合相手をしてくれるのなら、
話は別ですが、指導となると、ちゃんとした人がいいです。
お店で品物をちゃんと買うから、保証されます。
貰ったものは、保証されません。
物事も同じです。
資格という保証と責任があるのと、
そんなのはなく、エゴで教えたい人が教えるものに、保証も責任もありません。
間違っていても、学びに行った者の責任です。
うちのクラブは、部活で練習し感が足りない子は、
講習会として指導する日を設けています。
だけど、クラブチームの子は、受けることは出来ません。
クラブチーム登録の子は受け入れないというのは、
暗黙のルールですし、100歩譲って、しっかり資格を持っていても、
監督さんにしっかりと了承を得ていないと、
揉めるもとになります。
あとは、監督さんのやる気です。
監督さんが教える区がなく泣くことをしてしまうと、
本末転倒です。
せっかくの才能、伸び時、頑張りを無駄にしてしまいます。
なので、自分のチームを大切にする。
これが出来ない子、保護者にバドミントンの神様は力を貸してくれません。
そして何らかの罰が当たります。
いいところ取りはやめましょう。
みなさまお気をつけてくださいね。
まあ、いろいろな状況がありますので、
大切にすること、大切にするものを、考えてから行動しましょう。
田中信雄