上手くなるコツ・・・
打ち合えるようになったら、出来ることが増えてきます。
打ち合えるようにまるまでが、大変なんです。
幼児や低学年は、正直、40分から60分、ラケットを持ってくれたら、十分です。
その他の時間は、遊びの中で、身体を動かし、トレーニングしていけばいいんです。
高学年の20分の練習を40分でする。
高学年の30分の練習を60分でする。
こんな感じでいいと思います。
指導者も、生徒が小さければ、小さいほど、コントロールと言葉がけの出来る指導者の方がいいです。
ここに素人や、バドミントンが良く分からない人を持ってくると、伸び率や潜在能力を引き出してあげれません。
始めたての子ほど、大事なんです。
打てるようになってくると、「大人げない」と言われても、いいショットをたくさん見せてあげることです。すぐには出来なくても、いつの間にか真似をしてくれます。
その子をどこまで上げたいのか?
それが決まっているのであれば、そのレベルが当たり前なんだと思わせることも、大切です。
「こんなの出来たらいいね」
「こんなの出来るようになったら良いね」
「こんなのやってみなよ」
「こんなの出来るかな」
「やりなさい」ということは、僕はあまりありません。
もちろん、勝たなくてはならない試合が近い時には、「やりなさい」は出てきます。
それが出来れば、勝てる可能性があるのなら、「身に付けなさい」と教えます。
レベルに合った教え方、指導、対応が出来ると、指導の幅も広がります。
打てるようになったら、ラリーや試合相手をしてあげる。
小学生だと、シングルスの相手をしてあげるといいと思います。
中・高生だと、シングルスもダブルスも、相手してあげるといいと思います。
僕がやるのは・・・
- 点をあげないゲーム
- 接戦のゲーム
- 30-29のゲーム
- 長いラリーのゲーム
- 始めに点を取らせてからのゲーム
いろいろです。いろいろなパターンで相手すると、試合でも同じ場面で対応できます。
ポイントは、ラインアウトになるようなショットを打ってあげると、ショットの見極めも出来てきます。
打てるコーチがいれば、「スマッシュを打っていっていいから、5㎝サイドアウトを狙って打ってね」とか「サービスをラインアウトにしてね」とか「クリアーをラインギリギリにアウトにしてね」とか「クラスカットをラインアウトにしてね」と指示します。
狙ってアウトに出来れば、狙ってインに出来るでしょう。
という指示をコーチにもします。
今はそこまでの練習を出来る生徒がいないので、これからまた、そんな練習が出来るような生徒の育成強化をしていきます。
田中信雄