練習メニュー・・・
練習メニューがありすぎて、悩む時があります。
いろいろやりたいと思う時があります。
だけど、少しだけ原点に戻ろうかなと思います。
例えば、ハイクリアーの練習。
基礎打ちが出来る子も、原点に戻って、ノックしてみましょう。
シングルスロングサービスラインに箱を置き、狙ってみる。
出来る子は、少ない本数で入ると思います。
そういう練習を毎練習することは、実はものすごく大切です。
昔やっつていたのは、クリアーすれば、次のショットに移り、成功という達成感を感じさせるものです。
例えば・・・
- ヘアピン
- ロビング
- ドロップ・カット
- ハイクリアー
- スマッシュ
など、10球中1球当たる子は、10球中2球、3球、4球、5球と増やしていきます。
もしかしたら、初めは100球打っても、200球打っても、300球打っても入らないかもしれません。
だけど、出来るまでしなければ、上達はしません。
1/500が、1/400になり、1/300になり、1/200になり、
1/100になり、1/50になり、1/25,1/10,2/10,5/10,
となっていけば、上達しています。
練習は、「必ず出来る」と信じることです。
諦めず、信じて頑張る子が、上手くなります。
一つの練習を出来るまでやってみる。
選手も指導者も「出来るまでやる」という意地との戦いです。
このとき、選手だけではなく、指導者も当然チャレンジします。
ここは指導者の意地です。
この意地を見せることで、子どもたちはついてきます。
失敗したら、子どもたちの倍のぺナルティーをすればいいんです。
そうすることで、子どもたちも本気になります。
ジュニアの指導者は、やって見せる必要があります。
初心者なら、打てるポイントにシャトルを出せる技術がいります。
僕は、指導は、ジュニアの初心者に教えるのが、一番難しいと思います。
ここに優れた指導者を持っていければ、すぐには結果が出なくても、
いつか結果が出る選手が育ちます。
初心者こそ、指導者も一緒になって練習し、一緒になってバドミントンしてあげる。
これって、ものすごく大切なことです。
田中信雄