田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

ずっとずっと「宝物」

ずっとずっと「宝物」・・・


バドミントンを始めたとき、1点も取れなかった。
練習していくうちに、1点取れるようになった。
最高が1点、それが2点になり、3点になり、・・・・・・、勝てるようになった。
何度やっても勝てる相手が増えてきた。

同じ相手には負けない。私の見る場所はもっと先・・・

バドミントンって難しい。正直、悔しくて涙が止まらなくて、「もう嫌だ」と思うこともたくさんある。だけど「辞めたい」と思ったことはない。

始めは「負けた相手に対して」悔しかった、「今は負けた自分に対して」情けない。だから、勝てるまで、勝つまでは頑張ってみます。

バドミントンは、勝てば勝て程、強い相手は増えてきます。私の何倍もバドミントンを頑張っている子と出逢えます。だけどね、「バドミントンが大好き」これだけは負けたくない。「大好きなこと」で、誰にも負けてくない。

バドミントンを始めた頃、シャトルが当たるだけで楽しかった。先生が投げてくれて、先生にあてる(先生の所まで打てる)ことが楽しかった。
今はそれが出来て当たり前になっちゃった。
だけど時々ね、ダメってわかっていても、先生を狙って打っちゃうの。先生は必ず「イタッ、オレは的じゃない」って笑ってくれる。それは私が私でいるための大切なこと。辛い時にホッとできる「その笑い」が私の原点。
そのはにかんだ笑顔に、私は「めっちゃニコニコ」できる。
いつもあてると怒られちゃうけど(怒らないけど)、私が私に戻れる大切な瞬間。

強くなる、試合で勝つ事は、仲間も増えるけど、ライバルも増えます。時々「独りだ」って思うこともあります。そんな時、「頑張れ・・・」の言葉に励まされます。

だけど、「頑張れ・・・」の言葉に「頑張っているよ。もう頑張れないよ、どう頑張ればいいの?」と思うこともあります。そんな時、先生は決まって「頑張れないときは、頑張らなくていいんじゃない」って笑って言ってくる。
「いつも練習で頑張れ・・・って一番言葉にするこの人が、何言ってるの。頑張れ・・・の言葉で私がどれだけ頑張れてこれているか、あなたは知らないの・・・、普通はココで「頑張れ・・・」でしょ。なんなの、腹が立つ。見返してやる。絶対頑張れ・・・って言わせてやる。私はもっと頑張れるんだからね」

「今日も、頑張ったね」って先生がいった。
「ほらっ、私は頑張れるの。頑張らなくてよくないの」
私の最大のライバルは、試合相手だけど、絶対に負けてくないのは先生。この人が認めてくれることが、バドミントンを続ける意味、いや、私の意地。

バドミントンを始めた頃、いつも褒めてくれた。空振りしても、「良い振りだね」って褒めてくれた。今言われると「嫌味ですか・・・」って思うけど、その頃は、シャトルに当てることよりも、ラケットを振ることが大切だって、今ならわかるし、怒られるよりも褒められた方が、やっぱりうれしかった。

バドミントンを辞めていたら、今の私はない。バドミントンを続けてきたから、今の私がいる。

練習で泣いたこと、試合で泣いたこと、もう嫌だって想った気持ち、勝ってすごくと笑顔になれて時、負けるって思った試合で、勝って涙が止まらなくて、頑張ってよかったと想ったとき。

バドミントンからもらったことはたくさんあります。
バドミントンをしてきたから、出逢えた宝物がたくさんあります。

バドミントンをやっている時は「先生」。
だけどやっぱり「パパ」。
「先生に」じゃなくて、「パパに」褒めてもらいたくて、頑張っているの。

「辛いだけならやめなさい。そうじゃなければ続けなさい」
バドミントンをする環境はありました。だけど、「バドミントンをする」って決めたのは「私」。

なかなか強くなれなかった私。
なかなか勝てなかった私。
バドミントンが嫌になった時の私。
練習を休んじゃった私。

それでもバドミントンを続けてこれた私。

私が決めて始めたバドミントンは、私をずっと見守り、支えてくれています。
バドミントンは私の人生の一部なんだけど、バドミントンがない自分は自分じゃないみたいです。

きっとバドミントンはずっと私の宝物です。
そして、バドミントンで出逢えた人、気持ち、想いも、宝物です。

「バドミントンって」と聞かれたら、「宝物」って言っちゃいます。
ずっとずっと「宝物」です。

今日も練習頑張ります。
「頑張らなくてもいいよ」って言わせないためにね(笑)