田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

良いチーム作り・・・

良いチーム作り・・・

人の気持ちは、「態度・言葉・瞳・雰囲気」などで理解できます。
それがないと本当の真意は分かりません。

指導していて、僕の想いだけで指導できるのならいいのですが、人と人なので、生徒の想いも大切にしたいです。

心で思う気持ちを、まずは生徒に伝えてみる。
「オレは君(君たち)は、もっとできると思う」
「オレは君(君たち)と勝ちたい」
「君(君たち)はどうする?」
「君(君たち)はどうしたい?」
「                   」
「                   」

先生と生徒に気持ちが一致すると、そのクラブは強くなります。
コミュニケーションは、発信と受け手がいます。
これは、「先生⇔生徒」「先生⇔先生」「生徒⇔生徒」です。

変わらない先生、常に成長する生徒・・・

指導していて感じることは、「生徒は常に成長している」です。
教えていて、少しずつ出来るようになり、自信を感じてくると、瞳の色が変わり、もっと上手くなりたいと思います。
このとき、行動や言葉、雰囲気はまだまだ変わりません。

「○○最近上手く待っているね、頑張っているよ」と認めてあげる。
次のアドバイスは「どう、もっと上手くなりたい?」とか「もっと打たせたいから、シャトル早く集めようか」とか「頑張る瞳になってきたね」と伝えます。

ここがポイント・・・

褒めるのは、個はもちろん全体です。
3年生が良くなって来たら「3年生頑張っているね。さすが上級生、1,2年生を引っ張ってくれているね」
2年生が良くなっていたら「これだけ頑張ってくれたら、来年に向けて安心だね」
1年生が良くなっていたら「先輩たちについて頑張っているね。もっと分からない所は聞いてごらん。先輩たちが教えてくれるよ」

と、個、学年、全体を上手く褒めると、チーム力は上がります。
逆に、叱る、期待する、お願いするときは、個、学年を中心に伝えます。

始めに指示するのは、キャプテンです。
もしくは、キャプテン、副キャプテン。
そして、上級生(3年生)です。

試合が近くなかったら、僕は3年生に、指示、指導、見本、練習を任せます。
例えばフットワークなら、
①見本②指導③見本④指示⑤自分の練習×人数
1,2年生の3倍×人数分、練習することになります。

①見せる②伝える③見せる④見る⑤見せる
この繰り返しです。

上級生を立てる、責任を持たせる一方、一番練習させますし、出来なきゃいけないプレッシャーもかけています。3年生の意識が変わると、チームは必ず良くなります。
それも3年生が1番頑張っていて、1番練習していて、しかも優しく、丁寧に教えてくれたら、1,2年生もついてきます。

上下関係は作りますが、近い関係、会話や聞ける関係を作ります。ここで僕がやることは、必ず下級生は敬語、丁寧語で先輩と接することです。

チーム全体の「態度・言葉・瞳・雰囲気」が変わってくると、指導もしやすくなります。

変わるときには、今日変わります。2週間、1ヵ月、3か月と変わります。
しかし、それについていけない、気付けないのが僕ら先生側です。
ついつい、以前の生徒をイメージしてしまいます。

結構、言葉では前向きなことを言いますが、実は全然前を向けない、自信がないのが僕ら先生側です。

明確な見える確信「態度・言葉・瞳・雰囲気」が欲しいのが、僕ら先生側です。

生徒は日々成長しているのに、僕ら先生側はなかなかそれを見逃してしまいます。この原因は、先生とチーム(生徒)になっているからです。
これを、チーム(先生と生徒)になれば、一緒に成長していけるのだと思います。

このチームで良かった・・・

試合の勝ち負けはあります。しかし、それ以上に、「このチーム、この学年、この仲間でバドミントンできて良かった。」と思えるチーム作りがしたいんです。

たくさんの選手、チーム、学年を見てきて、いろいろあることは分かっています。人と人とが集まっているのですから、想いや気持ち、考え方、感じ方も違います。だけど、違うからこそ、一緒になれる部分もあります。

時間のエネルギーもかかります。
それでも同じチームになれたのだから、区で市で県で、日本で一番いいチームになれたらいいと思います。

いかがですか?
あなたのチームはいいチームですか?
学校クラブはたった2年数ヶ月です。
その中で、自分たちのクラブがいいチームだって自慢できる。
あなたのチームはいいチームですか?

田中信雄