チーム作り・・・
チームの中心は、「選手(子ども)」だと思います。
それとイコールして、保護者や指導者になります。
選手=保護者=指導者
いいチームは、優れた選手、優れた指導者、協力的な保護者が育ってきます。
- 初めてバドミントンを始めた選手
- 初めてバドミントンを始めた我が子の保護者
- 初めてバドミントンをする選手の指導
勝つ為の練習、勝つ為の指導、勝つ為の方法は、経験や実績であります。
しかし、「この選手を勝たせる」という場合には、「その選手の勝ちたい気持ち」や「その選手の我が子を勝たせたい保護者の気持ち・協力」が必ず必要になります。
基本はバドミントンを楽しむ・・・
- バドミントンを楽しむ
- もっと練習したい
- もっと上手くなりたい
- もっと強くなりたい
- もっと勝ちたい
- 一番になりたい
と変わっていくと思います。
しかし、その気持ちも、ずっと継続するわけではありません。
時には、バドミントンから離れたくなる時期もあります。
そんな時、力になってくれるのが、仲間だと思います。
練習中は、そんなに応援されないかもしれません。
だけど、試合を想像してみてください。
- 一人で戦っている子。
- 保護者しか応援してくれる人がいない子。
- 家族しか応援してくれない子。
- 指導者しか応援してくれない子。
そうではなく、チームみんなが応援してくれるチーム。
僕は、どこかでここにこだわっています。
幼児や小学生だけではなく、中学生にも、高校生にも、大学生にも、社会人にも、
僕はチーム力・チーム作りにこだわります。
恩師はいつも言います。
「田中、君がいなくても、君が言わなくても、動けるチーム、一人一人がチームのために頑張れる、考えられる選手を育てなさい」と。
現在の勝率よりも、チーム作りをちゃんとしていけば、数年後、強いチームに必ずなると言います。
選手を選んで、教えることは簡単だと思います。
だけど、バドミントンを選んでくれた子も、やる気や勝ち気、才能がある子も、みんな同じだと僕は思います。
いろいろな子が集まってチームになります。
そのベースをちゃんと持って、強化や特別練習日を作る。
チームを大切にすることが当たり前の気持ちで、やる気や勝ち気、才能がある子の頑張れる場も作ってあげる。
上手い子、上手くなっている子などは、チーム全体の練習は、物足りないと思います。
だけど、本当に勝っていく子は、その中で、後輩の見本になったり、後輩に教えたり、自分の練習をしっかりしたりしています。
そういう頑張る姿を見て、「応援される人」になります。
チームをちゃんと考えられる選手が、もっと勝てる選手になります。
上級生は、勝てる子は、後輩の2倍も3倍も練習強度を上げればいいんです。
後輩が10本することを、50本、100本すればいいんです。
そういう選手がいるチームもまた、強くなるチームです。
いいチームには、いい先輩がいます。
見本になる先輩がいます。
小学生なら、5.6年生の存在は、とても大きいと僕は思います。
中・高生なら、3年生、2年生が見本を見せ、引っ張ってくれる存在は、とても大きいと僕は思います。
教えるとかよりも、背中を見せられる先輩の存在が、チームにとって大きいんです。
だから、僕は上級生に、期待と指示を多くします。
全体を当然見て、指導し、指示もしますが、上級生への期待はあります。
チーム作りって難しいと思います。
だけど「いいチームだね」と言われると、僕はとても嬉しくなります。
チャンピオンを育てることも、価値があります。
それと同じように、いいチームを育成することも、同じだけの価値があると思います。
「いいチームはみんなで作る」
せっかくバドミントンと出会い、仲間と出逢い、僕と出逢い、同じチームになれたのなら、「いいチーム」と言われるチームにしたいですね。
いいチームってどんなチームでしょう?
考え方いろいろ、想いや気持ちもいろいろ、だけど、試合で仲間のためにみんなで応援できる、そんなチームがいいなと、僕は思います。
選手も、仲間も、保護者も、指導者も、気持ちを一つにして、みんなでみんなを応援できるチームがいいなって、僕は思います。
田中信雄