負けちゃいけない試合は負けちゃダメなんです・・・
負けちゃいけない試合は負けちゃダメなんです。
そこはどんなことがあっても、勝たないといけないんです。
特に団体戦は、自分の1勝がチームの1勝なんです。
そういうところで、諦められる子は、勝てない子ですし、
チームのために頑張っていません。
チームのために頑張れない子は、自分のためにも頑張れません。
普段はいいかもしれませんが、僕の前でチームのために頑張れない子は、
興味がありません。
試合や団体戦で変わる子っています。
勝つって覚悟を手にしたら、ものすごき変わります。
進化します。
それを試合で知ってほしいんです。
試合で進化するチャンスはみんなあります。
諦めない気持ち、頑張る気持ち、無理をしてでも打っていく気持ち、
それが、その子の限界値をあげます。
限界値を上げていかないと、同じ相手にずっと勝てません。
だけど、限界値が上がれば、勝てる試合、勝てる相手が増えてきます。
試合なので、シングルスなら弱いところ、
ダブルスなら弱い方の弱いところを狙われます。
それって当たり前です。
その時に、準備を早くして、必死でリターンし、必死で打っていけるかが、
進化できる自分になるかどうかが決まります。
その時、上手い方がどうするかで、そのペアが進化できるかどうかが決まります。
僕は、相手の部分の弱いところを徹底的に狙わせます。
それが出来るかどうかが、その子の進化です。
指示、指導を徹底して出来る。
その後に、言わなくても、次の弱いところを狙える。
得意な部分も、弱い部分を徹底して狙えば、
得意な部分も弱い部分になります。
センターポジションからなら得意なポイントも、
それがずれれば、ずれてくれば、弱い部分になるんです。
得意な部分が、弱い部分に変えられたとき、
何も対応できなくなります。
それでも対応してくる選手は本当に強い選手ですが、
そうでない選手が大半です。
だから、ラインショット、筒ショットまで、
ショット精度を上げる必要があります。
そこまで練習していかないと、トップ選手には勝てないんです。
そういう中での戦いなので、
自信をもってラインショット出来るまで、練習しないといけないんです。
勝つって本当に大変です。
大変だからこそ、練習したことが報われるんです。
負けちゃいけない試合は負けちゃダメなんですは、
そういうことなんです。
田中信雄