試合相手・・・
試合相手をすると、雰囲気やショットの質、勢い、勝ちにこだわる気持ちまで、
感じることができます。
勝っても負けてもいいんです。
体力や精度、ショットの質が悪いのは、練習してない僕の問題です。
そこを抜きにして、シャトルから伝わるその子自身の「今」は、
外から見るよりも、実態に打って、試合してみる方が、把握できます。
本番の試合相手は僕ではないですからね。
本番で勝たせるために何をするか。
本番で負ける要素を減らし、自分の展開に持っていけるように、
自己分析、相手の分析をすることです。
簡単に言うと、試合中のミスショットを減らすことです。
しかも、難しいショットではなく、簡単なミスのショットです。
ファイナルで19-21で負けた試合で、ヘアピンミスやクリアーでのアウトが、
合計で3本あったとしたら、そこを確実につないでいれば、勝てたかもしれません。
ぎりぎりを狙いたいと思いますが、ネットを越えなかったり、
アウトにしてしまうと、相手のミスすらありません。
それが、5本6本あると、実力では勝っていても、
試合で負けてしまうというケースもあります。
強い選手は、正確なクリアーと、ネットプレーが絶対です。
その上で、スマッシュがあったり、カットがあったり、
そのほかのショットがあります。
バドミントンを楽しむだけなら、ミスはしてもいいんです。
試合で勝つためには、ミスはしちゃいけないんです。
簡単なショットのミスは、自信があるまで練習しているかどうかです。
その気持ちの差も、試合では大きな一本になります。
田中信雄 入力H