自分で順位をつけない、諦めない・・・
いろいろな子を見ていて、教えていて、話をすると、
結構多いのが、自分の順位をつけているということです。
あの子には勝てる、あの子には勝てない、
自分の順位位置はこの辺。
と決めている子が多いです。
1番の子って、やっぱり1番練習しています。
そして、意識、気持ち、想い、覚悟が違います。
県で1番の子は、全国上位を見ているし、
全国1位の子は、世界上位を見ています。
大好きなバドミントンでは誰にも負けたくない(*^-^*)
って思っている子ばかりです。
その中で、さらに高みを目指している子が、勝つ子です。
楽しかろうが、楽しくなかろうが、言われようが、言われまいが、
練習するんです。
僕は、実業団になる子、勝つ子の心、目を知っているので、
その子が本気かどうかわかります。
実際に見てきたから分かります。
同じ目で、みんな同じことを言います。
なので、それに当てはまらない子は、そこではないんです。
あとは、指導者と選手のお互いの信頼かなぁ。
目指すものの一致かな。
勝つ子って、指導者のスイッチも性格も知っています。
上手く指導者の能力を引き出しています。
これ、逆に考えている人多いんです。
指導者が子どもの能力を引き出していると思っているんです。
逆です。
勝つ子って、指導者の言うことを聞いているように見えて、
上手く使っているんです。
自分が勝つために必要としているんです。
指導者が自分のために必死になってくれるように、
よく見ているんです。
そういうことができる選手が勝っていきます。
例えば、僕の夢が、全国大会の決勝のサイドコーチだとします。
コーチの夢、オレが叶えてあげるよ、私が叶えてあげるよ。
って言ってくれる子がいたとしたら、
その子のための頑張らない理由がない。
頑張る理由にしかならない。
コーチが選手を強くするんじゃない。
コーチと一緒に頑張れる子が強くなるんです。
コーチを本気で頑張らせる選手が強くなるんです。
田中信雄 入力H