君が頑張るということ・・・ パパと私のバドミントン日記より
君は6年生になりました。
そして、キャプテンになりました。
君はいいあいさつをします。
だけど、その他のことは自信がない。
そんな君がいます。
今まで、コーチとして、君にだけはそんなに教えたことがありません。
だから、バドミントンはそんなにうまくはありません。
だけど、最近、少しずつだけど、上手くなっています。
だけど、自信がありません。
スマッシュも速くなってきました。
プッシュやドライブは、かなりいいものになっています。
君の好きなものがチームではやっていたりします。
コンポタスープ美味しいよね(*^-^*)
君と一緒に練習することが嫌だった子も、
一緒に打ちたいと思われるようになりました。
君は6年生、君はキャプテン。
そんな君は、もう適当にバドミントンに取り組んじゃダメだと思います。
自分のペースで、頑張りたいときに頑張って、
そうじゃないときはマイペースで、
そんな君から変わらなければいけません。
今までは、誰も見ていなかった君。
何もできなかった君。
そんな君から、少しずつ変わらなければいけないと思います。
君が頑張ることで、頑張る子かいる。
君に負けると焦る子がいる。
君が頑張ると、頑張りたくなる子がいる。
君に負けたくないと頑張る子がいる。
そうなったら、君はいい加減な気持ちでバドミントンをしてはいけないんです。
君の下の子も、君の上の子も、
みんなみんな、君には負けられない。
今まで100回やっても100回余裕で勝てていた君に、
絶対に負けられない。
だから、君が頑張ることが、チームを強くします。
今までは自信がなくてもよかった。
だけど、君が頑張ることで頑張る子が出てくると、
君は自信を持たなくてはいけません。
バドミントンに本気で取り組まなくてはいけません。
今まで最下位だった君が、今まで本気でバドミントンをしてこなかった君が、
本気でバドミントンに取り組まないといけない、
そんな時期だと思います。
コーチとしては、君が本気になるまで待ちます。
パパとしては、君を見てくれる子がいるのなら、
君は本気で頑張るべきだと思います。
周りは知っています。
出来ない君を知っているんじゃなく、
出来てきている君を知っています。
頑張ってきている君を知っています。
ある子が言っていました、
美羽音が本気になったら一番怖い、
だって小さい時から、物心ついた時から、バドミントンを知っている。
本人は気づいていないけれど、
コーチのバドミントン、コーチの指導をずっと側で見てきた子だから、
あの子が本気になったときが1番嫌なんだよね(*^-^*)
と言っていました。
実は、僕もそれは同感です。
英才教育があるのかないのかは分かりません。
結果が常に出ることが、英才教育なのかどうかも分かりません。
だけど、自然とそこにバドミントンがあった子は、
もしも、本気になったとき、物心ついた時からバドミントンを知っています。
美羽音がどんなバドミントンをしたいのかは分かりません。
だけど、美羽音が頑張ることで、変わる人がいるのであれば、
君は責任があると思います。
本気でバドミントンを始める責任があると思います。
6年生で、県で最下位だっていいんだよ。
チームで最下位だっていいんだよ。
バドミントン人生を考えたら、
小学校の結果なんて、どうだっていいんだよ。
小学校で勝っている子は、ずっとそれを維持していかないといけない。
そうじゃないんだから、前しかない、上しかない。
こんな楽なことはない。
中学校から始めて1番になる子もいる。
高校から始めて1番になる子もいる。
本気じゃないアドバンテージの時間がある分、
本気になったら、0よりはスタートがプラスだよ(*^-^*)
バドミントンが上手くなるのに、強くなるのに、
遅いってことはない。
今から、ここから、本気っていうスタートラインに立てばいい。
頑張らなくて最下位いなら、頑張れば最下位じゃなくなります。
基礎も基本も、時間が長くかかる子は、その分、底辺が広い、
その分高く、大きな山を作る可能性があります。
パパ・・・いや、コーチの考え方は、
高校3年生でどの結果にいるか、大学4年生でどの結果にいるかです。
それ以外は通過点です。
もちろん、小学生で結果を残し、ナショナルに選ばれ、
そのままトップを維持する選手もいます。
そういう選手ばかりではないのも、経験済みです。
今の美羽音へ
バドミントンに対して、本気になりましょう。
本気で取り組みましょう。
君の周りで本気でバドミントンをしている子がいます。
そういう子がいるのだから、
バドミントンを本気で頑張る。
それが、そういう子に対しての礼儀です。
そして、そろそろバドミントンしよう(*^-^*)
一緒にバドミントンしよう。
君が強くなることが、周りの子を強くします。
ゆっくりでいいよ、
負けたくない気持ちになろう。
君はもともと負けず嫌い。
君はもともとバドミントン大好きっ子なんだからさぁ(*^-^*)
パパと私のバドミントン日記より
田中信雄 入力H