久しぶりに・・・
先日久しぶりに中学生とシングルスをしてみました。
シングルスは、真剣にしたのは1年ぶりくらいなので、
生徒もコーチに勝てる。
僕も負けるだろう。
と思っていました。
練習量、練習内容、練習強度と、練習させているので、
体調や調子など考えると、まぁ負けても仕方がないだろうなと思っていました。
結果は、
A君19-21
B君 9-21
C君22-24
で勝ってしまいました。
①練習量
②練習内容
③練習強度
④体力
⑤技術
⑥精神面
などで負けている。
だけど、試合結果で勝っている。
なんでだろうと思いませんか?
不思議ですよね。
その答えは、
生徒は決めることで1点取ろうとしています。
僕は、生徒のミスで1点取ろうとしています。
ここに勝敗が生まれました。
相手がミスするまで、ミスしないようにラリーを続けるバドミントン。
そして相手にミスをさせるバドミントン。
こういうバドミントンもバドミントンです。
学生バドミントンは、どんどん打っていけばいいと思います。
ミスを恐れず、強気でガンガン行くといいと思います。
だけど、やっぱりミスが少ない方が勝ちます。
ゲームつくり、ゲームメイク、ゲームコントロールなど、
ゲームを支配する方が勝ちます。
決めるのも1点、ミスさせるのも1点、そしてミスするもの1点。
これに気づくと、勝てる試合は増えてきます。
バドミントンは、1球1球をその場で選択します。
しかし、試合の勝敗の80%は、試合前に決まっていると、
僕は考えています。
相手の情報、苦手、得意、癖など分析すると、
自分の情報、苦手、得意、癖など分析、照らし合わせると、
試合の勝敗の80%が決まります。
あと20%で、戦っていると思います。
今回の試合相手も、80%の分析をしっかりしている僕と、
それをしていない生徒。
それをした上で負けると思いましたが、
思っている以上に、ミスをさせることが出来ました。
何が言いたいかというと、
ミスは相手がしてくれるのではなく、
ミスをさせる戦術、戦略を立てられるかどうかなんです。
サイドアウトも、ロングアウトも、ネットも、
それをさせることができると、勝つ%は高くなります。
試合をしていて、1点取るのってめっちゃ大変じゃん。
と昔は思っていました。
1点取ろうと思うから大変なんです。
それよりは、相手にミスさせて取る1点の方が、楽です。
攻撃して、攻撃して、攻撃して、攻撃し続けて、
結局取らる1点はいいですが、そこで取れなくて、1点取られると、
本当に1点が遠いものに感じます。
相手によって変えられるバドミントンも大切です。
どんな相手にでも変えないバドミントンもいいですが、
それで勝てない場合は、勝つために考え、勝つために変える必要があります。
自分のやりたいバドミントンを貫けるのは、勝っている時だけです。
負けるのであれば、何かしら変える必要があります。
僕がバドミントンを続けている理由は、
難しいからです。
簡単にできることなら、もうやっていないと思います。
簡単じゃない、上手くいかないから、続けています。
田中信雄 入力H