最近、練習に満足することが多くなりました。
ダブルスオールアタック練習では、攻撃スピードも速くなり、意識も高く、追い込まれるケースも多くなってきました。
実際、ここ1ヵ月の変化は、ちょうど1年前から指導を開始して、結果が出始めているんじゃないかと思います。
教え始めた頃は、20球中15球くらい普通に空振りするレベルでした。教え始めたはいいけれど、先の見えないレベルに、正直、指導者としてどう教えるか悩み、今までの指導ノートを1から開き、読み漁り、練習メニューを考えていきました。
この1年で、まず心、瞳、顔色、やる気、目標、目的などが変わってきました。まだまだ、雑なプレーも多いですが、それを減らして、ミスを減していくと、試合結果も、変わっていくと思います。
上手くはないけれど、強くはなっています。
僕は高校生はそれでいいと思います。
上手さよりも強さ、これが必要だと思います。
ラケットを振れるバドミントン。
体をしっかりと使えるプレー。
反応の速さ、意識の早さ。
上手さよりも強さ。
高校生はがむしゃらでいい。
高校生はがむしゃらがいい。
どんどん攻撃できるバドミントン。
みんなが強くなれば、守りの練習もできます。
もっと言えば・・・
ここがポイント・・・
攻撃力(力でねじ伏せるバドミントン)を求めつつ勝負する意識、それを守る力(守りでねじ伏せるバドミントン)で勝負する意識。
試合で勝つためにはどちらも必要です。
どちらも強くなる必要があります。
守り続ける相手に力でねじ伏せる。意地で決める。
攻め続ける相手に守りでねじ伏せる。意地でとり続ける。
どちらも心の強さ、意識の高さが必要です。
アタック練習からリターン練習・・・
攻撃力を上げ、みんなかなりいいショットが打てるようになってきたので、守りの練習もできるようになりました。
今の攻撃スピードに合わせて、守りの練習をすることは、試合に直結します。
もっと言えば、いつでも守れる中で、守りから攻めにシフトチェンジ出来れば、試合をコントロールできます。
もっと言えば、守っているように見えて、じわじわと攻撃しているのです。
例えば、リターンショットが常にロングサービスラインまで出来たとします。
初めは守りですが、何球もしていくと、これは立派な攻撃に変わります。
相手がつらいと感じる試合は、守っているように見えて、実は究極の攻撃になっているのです。
攻撃は何もスマッシュ・ドライブ、プッシュなどのショットばかりではありません。
ロビングもクリアーもサービスさえも、実は攻撃に変えられるのです。
こう考えて、守りの練習をしてみましょう。
守りの意識が変わるはずです。
守ろうとする練習から、相手に攻撃させない練習の変わります。
ただリターンするだけの練習は、僕は求めていません。
守りから攻撃にスイッチできる。
相手に攻撃させないリターンができる。
この2点を意識して、守りの練習をしてみましょう。
ショットの質、試合に対する意識、何もかもが変わるはずです。
君はまだまだ強くなる。
君はまだまだ出来る。
強くなれ、強くなれ、最大の攻撃を身につかよう。
田中 信雄