田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

素晴らしい指導者

初心者ほど指導者の力量が大切・・・

その日に伸びることも大切ですが、二ヶ月、三か月後にしっかり伸びてくれることが大切です。
僕は、技術指導もしますが、メンタル指導の方を重視しています。なので、勝たせたい時には、まず講義の方が多くなります。

例えば、シャトルを打つフットワークと、フットワークを同じにするだけで、練習効果は二倍になります。
シャトルを打つフットワークと、フットワークが違えば、崩れる可能性があるので、効果がマイナスになることもあります。

①フットワーク
②ノック
③試合をイメージしたノック
④試合をイメージしたフットワーク
③④を繰り返していく

シャドウフットワークは、当然上手い子の方がしっかりできます。それは、シャトルをイメージし、試合をイメージし、練習しているからです。

これは基礎打ちでも同じです。
30分打っても疲れない基礎打ちを続けても、上手くはなりません。
本気で基礎打ちをすれば、5分10分で息が上がります。
試合を想定し、イメージして基礎打ちや練習をすれば、長い時間、息も上がらず出来る子は、ものすごく体力がある子か、動きが少ない子です。

ものすごく体力があり、真面目で、強い子なら、そのままでいいと思います。そうでない子は、試合を想定し、イメージして基礎打ちや練習をする必要があると思います。

ただ、そこを意識している子は、強くなっているので、指導、伝え方など、なかなか難しいですね。

小さい子、出来ない子、弱い子ほど、指導者の力量が必要になります。
大きい子、出来る子、強い子は、課題を出したり、指示を出せば、自分で考えて練習できます。

ある程度出来るようになってくれれば、指導は楽になります。
「ある程度出来るようになる」までが大変なんです。
ここを指導できる人は、「本当に指導力がある指導者だな」と僕は思います。こういう人たちがいるから、日本代表が育っているんだと思います。

ひとりごと・・・

スポーツは、結果を出したときに、表彰するケースが多いですが、本当は、初めてバドミントンを指導してくれた指導者にこそ、表彰状を渡すべきだと僕は思います。

まあどちらにも表彰すればいいんですがね。

色々なクラブ、チームを見てきて、僕が感じることです。
バドミントンを始めた所属クラブの評価、これをもっともっとしていけば、カテゴリーでの指導者の力量が見えてきて、さらに多くの選手が育つんじゃないかなと思います。

指導者も得意なカテゴリーでの指導があると思います。それを生かしていく資格も面白いかも知れませんね。

初心者指導マスター・1・2・3・4・とか、中級者指導1・2・3・4とか、上級者指導1・2・3・4とか、一番すごい指導資格は、当然初心者指導マスターかな(笑)

勝たせる指導者ももちろん素晴らしいと思いますが、基礎を指導している指導者も素晴らしい指導者です。中間の指導者も素晴らしい指導者です。

田中信雄