ヒッティングパートナー
僕の指導方法は、ヒッティングパートナーです。
しかも、試合展開、試合内容、得点に至るまでを、コントロールすることです。
例えば、スマッシュを打っていく。
ライン5㎝アウトにしていく。
クリアーを打つ。
ライン3㎝アウトにしていく。
サービスを打つ。
ラインギリギリアウトにしていく。
29対30のゲームをする。
ラブゲームにする。
10点差から逆転する。
いろいろな試合展開の中で、得点をコントロールし、生徒に自信をつけさせる。
接戦の試合展開は、生徒を強くさせます。
だけど、負けてはいけません。
こういう練習を繰り返していくと、強くなります。
強くなるとガチで接戦になったり、負けたりします。
ノックやパターン練習も、足りない所、本人が足りていないと感じている所を練習させると、グッと伸びます。
ショットもどんどん見せます。
同じ展開を何度も選択します。
そして出来るようになったら、次にさせたい展開へ持って行きます。
試合展開も、格下に対しても試合展開、格上、同等への試合展開など、いかに点を取られないゲームをしていくかも要求します。
コートの中では、冷静かつ、勝負にこだわる。
コートの外では、紳士である。
本当に上手い子は、インもアウトもねらって打てます。
そういう子が、上級生にいたり、コーチでいると、チームはどんどん強くなります。
といっても、現役選手には、ガチのヒッティングパートナーをしてもらう方がいいです。
そして、そこについて来ようとする子たちがたくさんいると、楽しい練習になります。
初心者は、1歩半動けば取れるポイントに、リターンしていくと、動いてくれます。
2歩3歩は、諦めます。
上級者は、どんなポイントでも諦めません。
ここまでなってくれれば、練習の幅も広がります。
田中信雄