出来ない、から始めよう
初めからできる人はいません。
同じように始めた人よりも出来た時、出来ているつもりになります。
僕もどちらかというと、そっち側でした。
だけど、バドミントンは、やればやる程、全然上手く行きませんでした。
だから、今も続けています。
バドミントンって、当てるのは簡単なのに、
打つのは難しいんです。
半面になって、肘を引いて、良い打点で、親指を前に向けて、足を踏みかえて、しっかり打つことって、本当に難しいんです。
難しいことを分かっていて教えていると、
子どもたちみんなすごいなって思います。
出来ない、から始めよう。
出来るようになることをプラスに感じよう。
ウサギとカメでいいんです。
ジュニアなら、6年生のこの試合を目標にしよう。
と決めたら、そこでチャンピオンになればいいんです。
中学生、高校生も同じです。
4年生までは、勘の良い子勝ちます。
5年生6年生になると、練習してきた子が勝ちます。
4年生5年生まで勝てていた子が、6年生、中学生になると勝てなくなる子もいます。
僕はそういう子をたくさん見てきました。
器用な子は、小さいとき、本当に勝てます。
不器用な子は、小さいとき、本当に勝てません。
だけど、身体が出来てきて、体力がついて来て、技術が伴ってくると、
勝てるようになってきます。
今勝っている子も、今勝てない子も、先で勝つための指導をしてあげるといいと思います。
田中信雄