田中バドミントンクラブ広島
元々、ジュニア教室は、田中クラブでした。
バドミントンはついていませんでした。
スポーツを楽しむのが目的で、身体作りと、預かり教室。
それが、何か月かすると、
練習開始と同時に、みんながコートに入って、打ち合っていました。
それまでは、話をしたり、縄跳びしたり、遊んでいたり、
そんな感じだったのが、
練習開始30分何も言わなくても、打ち合いをしていました。
そんなのがあり、みんなに聞くと、バドミントン付ける。
みたいな感じで、バドミントンが付くようになりました。
小さい子は分かりませんが、1時間何も言わなかったら、1時間休憩を各自しながら、ずっと打っていると思います。
見守っていると、練習していいか、試合していいか、いろいろ聞いてきます。
条件を出し、いいよというと、考えてやってくれます。
条件は、「全員が出来るように」です。
そうすると、上級生が考えて練習します。
指導者が教えるのは、実は技術だけじゃないんです。
チームとして、みんながバドミントンができるように考える力を付けさせることです。
「練習しなさい」なんて言わなくても、
みんな勝手にバドミントンします。
そこに入れない子、小さい子をちゃんと含めて、練習出来るように考えさせ、実際に出来るようにさせるのが、指導者です。
練習は、指導者がいなくても、出来るものです。
大人がいなくても出来るものです。
そう出来るクラブを作っていくのが、理想です。
クラブって、小さな学校です。
委員会や役員など、6年生が主体となり、やっています。
下の子を引っ張って、ちゃんとやっています。
学校で出来て、クラブで出来ないわけがありません。
クラブで出来ないとしたら、子どもたち主体の時間がないからです。
指導者主体になっているからです。
僕もそうでしたが「オレがいないと練習できない」なんて思っちゃうんです。
だけど、本当にちゃんと指導していたら、教えたことをやってくれますし、
任せたら、任せたなりに、やってくれます。
全然「監督、コーチがいないと練習できない」なんてことはないんです。
「30分遅れるけど大丈夫?」と聞くと、
「何とかなるよ、ちゃんとやっておくよ」って言ってくれます。
いい意味で、ちゃんと見守る。
そしてちゃんと教える。
上手くなくても、ラリーが続けば、バドミントンは楽しめます。
10回くらい続けば楽しめます。
ということで、今はバドミントンが付いています。
田中信雄