「勝ちたいか負けたいか」と言われたとき、「勝ちたい」と即答できない少年時代、僕はそんな子でした。
色々なことを、いろいろな人に勧められる子でしたが、「心」が弱い僕は何も出来ない子でした。
クラブチーム、クラブにどっぷりつからなかった僕は、選手としては何もありません。
ターニングポイント・・・
何らかの才能がある場合でも、「それを真剣に練習していくこと、心を作っていくこと、勝ちたいと強く思うこと、それを大好きになること。」
これがないと、選手として結果は残せません。
僕は、いろいろなことを多くやっていたことで、指導の面では、結果が出ました。心が弱かったから、心が弱い子の気持ちが分かること、ぞして、出来ないからこそ勉強したことが、今の僕だと思います。
今教えている子、講習会や練習会で教える子の中には、未来の日本代表になれる才能、能力を持った子がいると思います。
なれると信じて、基礎ベースを教えています。メンタルを教えています。
選手じゃなかった僕が出来ることもあります。
現在の日本バドミントンは、日本で1位=世界でトップになれる可能性があります。
こう考えると、世界で戦える選手がたくさんいるということです。
昔よりも、テレビでトップ選手のバドミントンを見ることができます。
データをたくさん集められます。
データ分析ができます。
分析して、崩して、指導ができます。
いい時代です。
世界を目指せる選手の育成、強化ではなく、選手自身が「日本でトップになれば、世界で勝てる」と確信をもって練習できる現実。
バドミントンを始めたばかりの子から、「その夢」を持って、バドミントンしていけば、もっともっと日本のバドミントンは強くなります。
僕はバドミントンバカだから、単純にこう想っちゃいます。
バドミントンが大好きなんです。
田中信雄