田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

「どんな選手が勝てる選手になりますか?」

 

               90分 120分 180分

集合・あいさつ・準備     10分  10分  10分

ストレッチ・アップ      15分  15分  30分

基礎打ち           10分  10分  15分

練習・・・1         20分  35分  50分

練習・・・2(試合練習含む) 20分  35分  50分

片付け・ストレッチ・あいさつ 15分  15分  25分

 

1回の練習で、何球シャトルを打てば、練習したと選手は思うでしょうか?

体育館を使える時間は決まっています。

決まっているからといって、フルに練習する必要はないと思います。

練習時間をフルに使うことを考えるのではなく、満足いく練習が出来たのなら、早めに終了するのも練習です。

 

僕がやるのは、練習メニューを早くこなせば、自由時間や個人練習が増える練習です。

その逆もあります。

 

今日しておきたい練習をちゃんと出来れば、その日の練習はいいと思います。

時間があれば、生徒自身で練習を考えさせる、上級生に練習を任せる。

個人練習の時間に回す。

こういう練習方法をとっています。

 

「残り時間何しようか?」という時は、いい練習が出来、伸びている時です。

逆に、「時間が足りない、どうしよう」という時には、良い練習が出来ていない、伸びていない時が多いです。

 

講師や講習会、時々教える場合の練習は、違いますが、普段の自分のクラブ、教室の場合は、こういうことが多いです。

 

バドミントンに対して、選手が充実した練習が出来ている時は、練習強度も練習意識も上がる為、一つ一つの練習が質のいいものになります。

逆に、充実していない練習は、シャトル集めや交代時間、ショットの簡単なミスなど、一つ一つに時間がかかっていたり、練習強度や練習意識が低くなりがちです。

 

「今日は30分シャトルを打って終わる。」

と決めて質の高い練習にした方が、ダラダラ長い時間練習するよりも効率的ですし、上達もしていきます。

ストレッチやアップ、準備や片付けなどを考えても、60分少しあればできます。

 

練習時間を考えて練習することも一つ。

練習の質を考えて練習することも一つ。

コート内練習が60分あれば、質の高い練習は可能だと思います。

平日練習で集中して練習し、土日練習で少し長い練習が出来れば、練習の質はそんなに落ちることはありません。

と意識して練習してみてください。

普段の練習が変わるはずです。

 

ひとりごと・・・

 

一番上達する練習は、質の高い練習を高い意識で、長い時間、たくさんすることです。

これは、間違いありません。

 

上手い子は、質の高い練習を高い意識で、長い時間出来るんです。

それだけ、体力も、技術も、精神力も持って練習しています。

だから強いんです。

そして、一つ一つの行動も速く、練習に無駄がありません。

例え60分の練習でも、60分間しっかりと練習し、意味のある練習ができます。

 

上手くない子は、その逆です。

練習に無駄が結構あります。

ここに差ができます。

 

練習に対する意識も違います。

上手い子は、30分でもシャトルを打つ時間があれば、それを大切にします。

上手くない子は、30分しかないのなら、今日はシャトルを打たないという選択をするケースが多いと思います。

 

上手い子ほど、短時間での練習を集中して大切にします。

こういう所でも、差ができます。

 

上手い子は、少ない時間を大切にする。

上手くない子は、効率を大切にし、欲張る傾向があると思います。

 

上手い子ほど、指示、指導をこなします。

上手くない子ほど、自分を持っています。自分の意見や考えを大切にします。

 

上手い子は、勝つことにこだわります。

上手くない子は、勝ちたいという言葉、気持ちにこだわります。

 

あくまでも、ぼく個人の感想です。

 

みなさんはどうですか?

当てはまること、違うこと、いろいろあると思います。

 

よく生徒から「どんな選手が勝てる選手になりますか?」と聞かれます。

人の話(指示・指導をこなし)を聞けて、

負けず嫌いで、

バドミントンが大好きな選手が、

勝てる選手

だと答えます。

 

田中信雄