上手くなるって何だろう?
上手くなる練習をすれば、誰でも上手くなります。
上手くなるって何だろう?と時々思います。
僕は、生徒に合わせた練習メニューを作りますが、
時々、僕に合わせた練習をさせます。
そうすると、
「思った以上に、あれっ、出来るようになっている」
と思います。
そういうびっくりするケースがよくあります。
そんな時に、
「そんなの出来るの?すごいね、どんどんやっていいよ」と言います。
まぐれも、当たり前に出来るようになったら「実力」です。
初心者や小さい子は、あの手この手で、
「もっとやりたい、もっと打ちたい」を引き出します。
90分間、動き回る。120分間、練習する。
小学校なら40分の授業です。
本当は、幼児や小学生は、60分の習い事、練習時間で十分だと思います。
競技スポーツで、勝利主義スポーツになるから、3時間も4時間も、練習するようになります。
練習すればするほど、上手くなるという考え方、練習時間が足りないという考え方。
僕も実際、全国レベルに上げるのなら、全国レベルの子が、毎日練習し、長い時間練習し、レベルアップする現実があるので、否定はできません。
が、社会スポーツという考え方で言えば、1回の練習時間は、60分~90分、週2回~4回を目安に、スポーツを楽しむことがいいと思います。
その中で、チャンピオンが生まれてくれば、いいなと思います。
現実と理想は違います。
しかし、中高生が、部活時間が平日は、60分~90分しかないという声をよく聞きます。
短いと言います。
で、僕の練習をさせると、30分できついと言います。
上手くなるって何だろう?
と考えると、「何時間練習する」とかではなく、「どんな練習をする」かだと思います。
実際、試合時間を考えると、30分~45分くらいです。
トップ選手でも長くて90分くらいです。
その時間をどうパフォーマンスできるかを考えると、90分という時間の使い方は、とても大切になります。
60分って、何球打てる?
実は結構打てます。
1000球から1500球打てるんです。
1コート10人なら、1人100球から150球打てます。
1コート5人なら、一人200球から300球打てます。
1コート4人から6人で、60分基礎打ちをした場合、一人1000球から1500球打ちます。
これって、本当に少ないですか?
実は、打てる練習時間を少なくしている原因は、「準備の時間」です。
ストレッチやアップの時間ではなく、合間の時間の使い方が上手くない子は、シャトルを打つ時間も少なくなります。
上手くなるって何だろう?
これをもっと考えてみると、いいかなと思います。
田中信雄