田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

頑張る意味・・・

頑張る意味・・・

僕は一つの事をしてきたわけじゃないので、選手経験はありません。
スポーツも文化系も、それなりには出来ましたし、どれもできるまでは頑張るタイプだったので、レギュレーではありました。
しかし、選手としての「結果」は一つもありません。
書道も全国止まりです。

バドミントンは、選手では戦えないので、指導者へ。
いい環境に出逢い、いい選手に出逢い、良い指導者に出逢い、良い保護者に出逢い、いいチームに出逢い、「結果」を出せました。

書道も全国止まりです。だからこそ、自分の書を探し、自分の言葉を探し、自分の表現を探そうと頑張りました。
スポーツで得た気持ち、想い、感動と、書で得た表現力を合わせて、僕らしい言葉や実感した想いになるのだと思います。

僕は色々なことをすればいいと思う反面、「これ」と決まっている人は、それに情熱を注いでいくことも賛成です。

「これ」がなかった僕は、今になって思えば、僕らしく、今の「これ」に出逢えたので、良かったのですが、「自分自身が何かで結果」を出せていたら、どんなだったかなとも思います。 

書もお店に飾ってもらったり、値段がついたりと、売れたりするので、形になるって楽しいですね。

バドミントンは、教え子がどんどん上手くなります。
高校・大学生は、ミスをしてくれるから、何点かはくれますが、ミスがなくなると、限りなく0に近い試合になると思います。
「ミスをしなくなるまで練習する心」は、本人の意地です。
ここが選手として、上に上がれるかどうかの分かれ道です。
決して他者からの体罰や罰で身に付けるものではありません。
「ミスをしなくなるまで練習する心」これを頑張ってほしいですね。

正直、中・高生から教える子で、ジュニアの時に出逢えていたら・・・と思う子はたくさんいます。
10歳、11歳のゴールデンエージ時期に出逢えていたら、そこから指導出来ていたら、全国大会で戦えただろうなという子は、結構います。

「運」も実力と言います。「出逢いも運」です。「運」を持っている子はいます。自分に合った指導者もいます。当然、僕と合う子、合わない子もいます。バドミントンスタートが僕だったから、「結果」を出した子もいます。

僕は色々なスポーツ、いろいろなことを習う中で、いろいろな「先生」を見てきました。その中で心に残る「先生」は、「とにかく楽しむ、妥協せず、楽しいと思う所までやりなさい」と言われました。その時は、「楽しむ」の意味がまったく分かりませんでした。

「楽しいです。」と思っていました。だけど、頑張るにつれて「苦しむ」しかなくなりました、練習しただけ納得いかない事ばかり。上に行けば行くほど、「なんでこんなに楽しくないんだろう」って思いました。
で、欲しい賞が取れたときがありました。その時、「苦しい」が「楽しい」に変わった瞬間がありました。
その時、その先生の「とにかく楽しむ、妥協せず、楽しいと思う所までやりなさい」が実感できました。

「楽しい」「楽しむ」って、言葉では簡単です。
だけど、本当の意味は、簡単じゃないんです。

今年は、「とにかく楽しむ、妥協せず、楽しいと思う所までやりなさい」が、少しでも伝えられるといいかなって思います。

田中信雄