田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

「未来の自分」

変化・・・

指導者が勉強し、練習内容が変わってくれば、練習が変わります。練習が変われば、子どもたちが変わってきます。
僕がやりたい練習を僕がやるのは簡単です。
それをコーチにやってもらうためには、コーチの練習が必要です。

コーチは、現役選手、すなわちプレーできる選手がいいです。
もしくは正しいことを伝えられることが望まれます。
教え子がコーチングをしてくれることは、「一貫性指導」になります。
僕の教えたいバドミントンの先にいる彼らが、ジュニアの指導をしてくれることは、ジュニアの子たちからすると、「未来の自分」になります。

簡単に言うと、「未来の自分」とプレーができることになります。
だから、コーチングをしてもらいながら、選手としての彼らのプレーもまだまだレベルアップしてもらわないと、ジュニアの子たちの「未来の自分」が近くなってしまいます。
そうならないために、彼らの選手としても実力も簡単には追いつけないくらい強くしていけば、ジュニアのレベルも上がってきます。

目の前のコーチ(お兄ちゃん、お姉ちゃん)が「未来の自分」だと思ったら、子どもたちはそれが目標になります。
コーチ(お兄ちゃん、お姉ちゃん)も、下からどんどん上手くなっていく子どもたちには勝ち続けたいので、練習意識も今まで以上に変わってきます。

各年代でカテゴリーはありますが、レベル分けではなく、クラス分けすることで、上のクラスが下のクラスといつでも練習できる環境をつくることができます。

同年代での練習を中心に、上のレベルの練習を体験できれば、技術だけではなく、選手としての心がけ、態度、気持ち、姿勢なども学ぶことができます。

下は上を真似しながら、成長していきます。
憧れのお兄ちゃん、お姉ちゃんが教えてくれると嬉しくなります。

僕が思うコーチング、練習パートナーの7つの心得・・・

①簡単なミスをしないこと
②どんなシャトルもコートに入っていれば、返してあげること
③良いと思ったショットは褒めてあげること、そして良いと思ったショットのさらに上のショットを見せ、体験させること
④疲れたときでも余裕を見せること
⑤現役としての資質・態度・姿勢・礼儀を見せること
⑥自分の練習の合間に、教えるショットを練習しておくこと
⑦試合コントロールが出来ること(時には30-29の試合が出来ること)

が実際に僕がチームコーチとして、十数年いろいろな子をコーチングし、勝たせてきた7つの心得です。

指導者には、それぞれの心得があると思います。子どもが変われば、指導方法も変わります。「バドミントンってこれが当たり前だ」とバドミントンに関わる我々は、変わらず思います。しかし「バドミントンのバの字」も知らない子に、「バ」「ド」「ミ」「ン」「ト」「ン」を一つ一つ教えるのですから、「なんで?」がいっぱい出てきます。

幼児・1年生は、「そういうものなんだー」と練習してくれます。
2年生・3年生から少しずつ「なんで?」が増えてきます。
4年生くらいから「こうしたい、ああしたい」が出てきます。

ジュニアの全体練習は「考える・悩む・解決する」がどんどんあっていいと思います。人が無駄な時間と思う時間の中に、「未来の大切な時間」があります。
クラス分け、レベル分けは、指導者(コーチ)主体でいいと思います。

田中信雄