ある子が言いました「私、全国大会に出たい・・・」
その言葉をきっかけに、指導者として勉強し、学び、考え、努力したことを覚えています。
言葉の力は、時に運命を変えます。
何もしなければ変わらない時間、だけど、たった一言の言葉で人の心は動きます。
人って一生懸命向かっていると、周囲も助けてくれます。
僕は助けられっぱなしですが、一生懸命が結構好きです。
物事は1人では限界があります。
色々な人のいろいろな力を借りています。
天狗になったり、生意気になったり、ひとりの力で頑張ったと、錯覚するときもあります。それはそれでいいと思います。
だけど、気付くことも必要です。
謙虚になる必要はありません。人に気を使う必要もありません。自分が頑張ることに精一杯であればいいんです。
必死で前を向いて、一生懸命していたら、本当にすごい人がちゃんと見てくれます。
人が勉強する場・学ぶ場・考える場は、大人になってもたくさんあります。僕は今でもそれをしています。
年齢は関係ありません。先生になる人の年齢もありません。例え幼稚園の子からでも学ぶことはあります。
学ぶためにアンテナを張りましょう。
「私、全国大会に出たい・・・」
この子は県で8番手くらいでした。そのままでは同然出られません。
ものすごく頑張って、2番手まで上がりました。団体メンバーに選ばれて言葉を現実にしました。
言葉って大切です。もっと大切なことは実行することです。
今の5倍頑張ろう・・・に、5倍頑張りました。
「NO」と言わず、必死に頑張りました。
そうすると不思議なんです。どんどん上手くなるんです。
僕もその子の言葉によって、学んだことがたくさんあります。
田中 信雄