この前の練習で、ある子が、ネット前、教えた通りのショットでプッシュを決めました。
入り方、打ち方、ラケットの使い方、すべてがベストで、完璧でした。
飽きるまで練習し、マンツーマンで練習したことが、ゲームで出来ることは、正直、嬉しいものです。
その子の負けず嫌いさ、まじめさ、バドミントンに対する真剣さは、頭が下がります。
本当は、そういう子が一番僕のバドミントンをしてくれています。出来ないと言いつつ、本当に頑張ってくれます。
僕はそういう子のひたむきな姿勢に助けられているのだと思います。
実際、自信を持って指導します。
しかし、そこに結果(成果)がないと、悩み、考え、本当にその子にあっているのか、何度も見直します。
バドミントンには、なんとなくセオリーがあります。
しかし、それが誰にでも当てはまるかは分かりません。
相手が決まっていて、その相手に勝てばいいのなら、簡単です。しかし、見えない相手だと、その子の力を信じるしかありません。
そういった面からして、結果(成果)をだしてくれるこの子は、本当にこちらが励みになる子です。
間違いなくジュニアから教えていたら、全国レベルになれた子だと思います。
本人に言うと笑っていましたが、勝たせられる子って、出逢いなので、その出逢いがいつなのかは、大事ですし、そういうことは、いつであっても、上手くはできるものです。
田中 信雄
