田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

目指せ選手・・・

教えることを諦めない・・・

勝ちに行くときの僕のパターンは、根性論+科学的指導になります。

最近は、科学的な指導が重視されていますが、そもそも、勝つ選手は、根性を持っています。
根性論云々な話ではなく、勝てる選手は、負けず嫌いですし、意地やプライド負けない心を持っています。
ここに科学的なスポーツ論を入れるからこそ、さらに勝てます。

そもそも、出来るまで練習する。出来ることをどんな状況でもミスせずにパフォーマンスにつなげる。
そんなことを可能な状態に持っていくことは、根性(強い心と強い気持ち)がないとできません。

選手は、自分の分野ではクールです。常に完璧を求め、進化する自分を求め、勝つことに使命感(プライド)を持っています。
自分の分野では、そこに人が入る簡単な隙がありません。パーソナルスペースを作り、その集中力は半端なく高いものです。
これは選手の共通点かもしれません。

僕の恩師は、スポーツ論の専門家です。
「田中、選手とは、どういう人のことか分かるか?、選手とは、選ばれと者のことをいう。正確には、国の代表、プロ、オリンピックに出る者を指す。だから、選手は特別で、すごいんだ。それだけのプライド、価値、責任があり、人間的にも優れた人のことを言うんだ。君が選手を育てたいのであれば、プレーだけではなく、人から尊敬される心も育て、指導しなければならない。指導者は、勝ちだけを求めてはならない。勝つということは、目標や目的にされる。その責任を持てる者こそが選手である」と教えられました。

最近、指導者や子どもたちの多くが「科学的な練習」ばかりに傾いているように感じます。しかし、トップで戦っている選手は、例え小学生でも、そこだけをトレーニングしているわけではありません。

根性論ではなく、根性がベースにあっての科学的なトレーニングです。

もしも選手の練習時間が決められていて、その中からチャンピオンを決めるのであれば、今の順位は変わるかもしれません。しかし、長い練習時間を集中して、練習パフォーマンスを継続られることも、勝つことには必要です。

合宿、1日練習などは追い込みます。これは、指導者が選手を追い込むのではなく、選手が自分自身を追い込みます。
そこに指導者は、伸びしろを伸ばします。

選手は選ばれと者です。多くの者がそこにはたどり着けません。
しかし、スポーとの良い所は、誰でも選手を目指すことができます。選手生命は短いです。それだけ、チャンスもあります。
どのスポーツ、どの競技が合うかどうかは分かりませんが、プレーする者も指導者も諦めてはいけません。
誰が名選手になるかなんて誰にも分かりません。

田中 信雄