楽しいバドミントンは、勝つことです。
負けて楽しかったことなんて、スポーツでは一度もない。
これが個人競技である。
それと別に、勝ちを求めつつ、自分が活躍すれば楽しいと思えるのが、団体競技です。
もちろん、次に試合がないと、自分の活躍もないもで、勝つことがベストですが、それでも自分が頑張った結果があれば納得もできます。
例えばサッカーは、点を取れば満足できるし、アシストでもいい。10回ミスしても1回のチャンスで勝つこともある。
それに引き換え、9回成功しても、1回のミスで負けてしまうこともあるのが、守り、キーパーです。
僕が少年サッカーを指導していた時には、守りも評価はより高く見ていました。
これはバドミントンでも同じです。
もちろん攻撃しなければ得点にはつながりません。しかし、攻撃できる場面を作るのは、攻撃ではなく、守りです。
完璧な9の守りと完璧な1の攻め
試合での割合がこうであったなら、僕の理想はこれです。
僕の大好きなチームは、イタリア。大好きな選手ロベルト・バッジオはイタリアのエースでした。
イタリアは、1-0で勝つチームです。
そのサッカーに魅了され、サッカーを始めました。
バドミントンの話じゃなくてすみません。
自分でやるサッカーは、大量得点。たとえ大量失点したとしても、勝てばいい。
しかし、教えるスポーツは堅実なスポーツ。
ミスをせず、点を与えない。
これはバドミントンも同じです。
理想は0で勝つこと。
接戦ではなく、ミスをしないバドミントン。
人間、守りは、精神的にも強くないといけませんし、練習量は半端ないです。
正直、攻めの方が気持ち的には楽です。
守り勝てる選手は、本当に強いと思います。
田中 信雄