田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

指導者・・・

指導者・・・

 

試合に出て、勝たせている時は、勝つための情熱があります。

試合に出ず、勝ち負けのない中で教えていると、情熱は減ります。

それは、見るからにわかります。

 

指導者は、選手の情熱の少し先にいないといけません。

ひとつ上、ふたつ上のレベルで指導しないといけません。

試合に出ず、勝ち負けのない中にいると、その調整が出来なくなります。

 

試合に出て、勝ち負けのある中にいると、

その調整が分かります。

相手の実力、レベルが分かります。

そうすると、どんな練習が必要なのか、それをタイムリーで感じられます。

 

相手が見え、自分の生徒が見え、今のバドミントンのレベルが見えてきます。

過去の栄光よりも、現在が大切です。

もっと言えば、過去の栄光+現在の栄光が大切です。

 

僕も、試合に出ず、勝ち負けのない中で、教えていた時は、

「教え方を忘れる」のではなく、「勝たせ方を忘れる」感じです。

勝たせ方を忘れると、本当に勝てなくなります。

勝てる練習が分からなくなります。

 

人数、コート数、レベル、強度、シャトルの質、コーチの数、

どの試合に向けて練習していくのか、

そういう明確はものがブレてくると、いい練習になりません。

勝つための練習になりません。

 

逆に、勝つためにモチベーションがある時には、

ちょうどいい塩梅、ちょっと上のレベルのモチベーションがきます。

相手が見えるって、ものすごく大切です。

勝ち続ける指導者は、もちろんいい選手が集まっています。

が、指導者のモチベーションも高いです。

 

指導者って、勝ち続けないと、指導力も落ちます。

勝てなくなると、本当に勝てなくなります。

特にいい選手が集まっていて勝てていた指導者は、

本当に勝てなくなります。

0から教えて勝たせている指導者は、また勝たせられるチャンスは来ます。

 

指導者のモチベーションって、結構大変です。

試合に出て、勝つために指導していないと、勝つ指導ができなくなります。

勝つって大切なんです。

勝つことで得られるモチベーションが大切なんです。

 

田中信雄 入力H