試合後の変化・・・
区大会、市大会を終えて、
勝てた子も負けた子も、顔色が変わりました。
県大会に出る子は、試合後強くまりましたし、
負けて県大会に出られなかった子は、
上位ベスト4の実力を感じ、1番を目指したいと言葉にするようになりました。
それぞれが、目標を感じられた試合だと思います。
勝ちたい子を勝たせるのは、難しくないんです。
勝ちたいと真剣に思う子は、からっからのスポンジになります。
そういう状態になってくれると、勝たせる練習ができます。
強くなるためには、
格下も同等も格上も、どのレベルとでも練習していきます。
そこに意味のあるものが分かってきます。
格下と試合をすると、すべてが見えます。
その状態で、同等、格上と試合できるようになると、
勝てるようになります。
だけど、焦っていたり、勝ち急いでいる時には、
格下との試合を無駄だと感じてしまいます。
そうなると、負のサイクルをぐるぐる回ります。
格下と相手をして、自分のバドミントンをしっかりする。
それが、同等、格上と出来るようになると、
勝てる試合が増えてきます。
格上に相手をしてもらう時も同じです。
そこでのまぐれの勝ちなんてどうでもいいんです。
ほしいのは、確実な勝ちです。
100回負けてもいいんです。
101回目から確実に勝っていく、そういう自信と実力が必要なんです。
何回やっても確実に勝てる実績が大切なんです。
なので、格上との試合は、何点かも大切ですが、
ラリー数が大切なんです。
20ラリー30ラリーを毎得点して、0で負けてもいいんです。
つないで、耐えて、しのいでラリーして、
そのラリーが、いつしか得点に変わり、
確実の勝てるようになります。
今、フルで攻撃して戦って8点から12点の相手だとすると、
出来るだけミスをしないで、ラリーを続け、守る続けて10点を確実に取れる、
そういう試合をしていく方がいいです。
それが15点20点21点となれば、
そこに攻撃をいれると、逆に15点10点5点という試合で勝てるようになります。
ここでスマッシュを打って決められる。
そういう余力を残して、勝てるようにならないと、
中学校での試合で勝ちあがることは出来ません。
どの試合で、どの相手に勝つために練習しているのか、
そう考えた時、格上の人が試合相手をしてくれるときは、
とにかく長く試合をしたい、ラリーをしたいと思う方がいいです。
無駄にアウトにしたり、ネットにかけたり、ミスするのは、
もったいないです。
何の意味もないものになります。
もっと言えば、そこで勝った負けたが合ったとしても、
目標にしている大会で確実に勝てないと意味がありません。
大会前の選手は、調整+どんな相手にも勝っていくことも必要です。
当分試合がない子は、調整+レベルアップを考えた練習が効果的です。
鬼気迫る練習ばかりしていると、結局レベルアップできないまま、
練習をしていることにもなります。
格下、同等、格上どの相手も必要です。
あと、本当は言いたくないんですが、言います。
レベルアップをしたければ、格下と組んで、格上に臨むんです。
自分の実力が8で、相手が7・7とか8・8とか9・9とか10・10とか、
パートナーが3とか4とか5と組んで試合をしていくんです。
そうすると、パートナーも自分もレベルアップします。
それで、正規ペアと組むと、レベルアップします。
同じくらい、格上と組む試合ばかりしていると、
なかなかレベルアップしません。
お山の大将になってしまうことがあります。
チームのレベルアップ、自分のレベルアップは、
同じ環境だとなかなか変わりません。
小学生、中学生、高校生と1番が自分のクラブにいた時、
負荷練習、負荷試合を当たり前のようにしていました。
そして練習試合などの時は、サイドコーチに入らず、
自分で考える時間を作りました。
指示もいくつか出し、それが達成できたかを課題にしました。
勝つ子は、どんな練習に対してでも意味をもって練習しています。
そういう子は、全国で勝つことを考えて練習しています。
コートが指示する練習に意味のない練習ってないと思います。
それを意味ある練習と感じ、考え練習していける選手が、
勝っていく選手だと思います。
まずは、どの大会で、どう勝ちたいかを考えて練習しましょう。
そこを勝ち取るために、どう練習していくかを見つけましょう。
明日はもっとバドミントンが楽しくなる(*^-^*)
田中信雄 入力H