田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

試合・・・

試合・・・

 

教えている子が試合に出る時、本音を言えば、勝ってもらいたいと思います。

一緒に練習してきましたからね。

正確に言うと、

  1. 自分なりに頑張れた。
  2. 満足できた。
  3. 嬉しかった、悔しかった。
  4. 次はもっと試合したい。
  5. 楽しかった。

など、勝ち負けじゃないものも大切にしたいと思います。

 

精一杯やって負けたのならしょうがない。

指導者の満足よりも、生徒の満足。

 

嬉しさも、悔しさも、試合に出ている本人が、一番感じています。

それを超える事は、実はないんです。

 

ただ、試合は、選手と一緒に戦うものだと思います。

そして、試合で負けた時は、選手ではなく、指導者の力不足です。

勝った時は、選手が頑張ってくれたんです。

 

練習を生徒と一緒に頑張っていると、試合も一緒に戦います。

一緒に戦っていると、もっと教えておかなければならなかったと反省します。

負けた時こそ、指導者は選手ではなく自分を責めるべきなんです。

そして勝った時には、選手の頑張りに感謝するべきなんです。

 

それが出来ないのなら、自分が選手になって、試合をすればいいんです。

 

世界大会を見ていると、どの国の指導者も、技術的なアドバイスよりも気持ちの面や、選手が戦いやすいアドバイスをしています。

どちらかと言えば、対等に立場、もしくは選手中心の立場をとっています。

 

指導者って、別に偉くはないんです。

ただ、生徒が信頼してくれて、師弟関係を生徒が感じてくれる時は、いいと思います。

 

尊敬はさせるものではなく、してもらうものです。

 

尊敬とか求めていない僕には分かりませんが、

一生懸命教えていたり、ノックをあげていたり、一緒に頑張っていれば、上手くは言えませんが、生徒も一緒に頑張ってくれると思うんです。

 

ただ、僕は負けず嫌いなんです。

老体にムチを打って、生徒と張り合うんです。

勝ち負けなんて、どうでもよくないんです。

負けると分かっていても、チャレンジしていくんです。

 

上級生にも、本気でやってくれ、自分の練習を見せてくれ、と言います。

それが試合で必ず生きてきます。

 

負けず嫌いで、生徒に張り合う。

これって、結構大事です。

 

田中信雄