弱音は練習で捨ててくる。
強気を試合で出す。
いろいろな選手を見て来て、
いろいろな気持ちがあります。
その子のその時の気持ちは、きっと心を許せる人にしか見せません。
僕は、メンタルアドバイスをする立場なので、
その子のその時の気持ちを聞きます。
勝つ為のアドバイスをします。
そういう使い分けはします。
「聞いてください」と言われると、練習後など、時間をとって聞きます。
「愚痴」や「想い」「気持ち」など、「聞いてください」と言われると、ちゃんと聞きます。
指導者としてでも、仲間としてでも、友達としてでも、何でもいいと思います。
その子がその時の気持ち、想いを吐き出したいのなら、僕は聞きます。
そういう時間も大切です。
練習中は、独り占めはできませんが、練習後は、たまには独り占めしてもいいんです。
僕はそうしてきました。
弱音は練習で、練習後に捨ててくればいいんです。
吐き出せばいいんです。
田中信雄