その子の実力・・・
どこまで出来るか・・・
その子の実力はどこなのか・・・
現在と未来は違うと思います。
現在のその子の実力と、未来のその子の実力。
「みんな必ず出来るようになる」
これが僕の信念です。
負けず嫌いで、諦めが悪い。
なんとか出来る、なんとかする。
どの子に対しても同じです。
親や指導者は、焦りすぎだと思います。
「現在」を大切にし過ぎです。
もちろん僕も、今勝てる子、今勝つべき子に対しては、「現在」を大切にします。
そうでない子に対しては、「未来プラン」を持って教えています。
どの子がどこで伸びるのか・・・
予想はできます。
だけど、親の部分でいうと、「常に現在が大切」ですし、
指導者の立場でも「教えている時に」と思います。
そういう気持ちは、ものすごく分かります。
分かった上で、「ガマン」することも大切です。
わが子の「もうバドミントンしたくない」という言葉で、気付かされた気持ち。
僕には、この言葉が、グサッときました。
バドミントンを続けてくれていたら、一緒に楽しめますし、どこかで開花するかもしれません。辞めてしまったら、「未来」はありません。
続けること、続けさせること、その先に、「未来」があります。
実際、10球打って1,2球しか当たらなかったのが、ラリーで100回を超えるようになりました。
ただ打ち合うだけなら、100回を越えます。
続けていると、0とか1が、100にも200にもなります。
諦めなければ、少しだけど出来るようになります。
辞めてしまえば、これには出逢えません。
続けていれば、試合に出て、1勝、2勝出来るかもしれません。
辞めてしまえば、それはありません。
その子の実力は、続けるからこそ、「未来」があります。
指導者の気持ちも、親の気持ちも分かった上で言います。
続けてくれることが大切です。
田中信雄