僕の「こうしたらいいね」「こう出来たらいいね」「こんなの出来るかな」は、表向きの言葉で、強くなり、僕の性格を理解してくると「こうしなさい」「こう出来るようになりなさい」「これをしなさい」になります。
本当に勝ちたいか、本当に強くなりたいか、本当に僕の心、性格を理解できているか。
「優しい」とか、「甘い」とか、思って練習している子は勝てない子たちです。
「勝つ」を知っている僕と、「勝つ」を知らない子とでは、練習に対する「ハート」が違います。
田中コーチは「甘い」「優しい」と思っている子は、一生勝てません。
「甘い」「優しい」レベルでやっているということは、そのレベルでしか教えられないということです。
どの練習もそうですが、僕の練習は、自分が手を抜こうと思えば手を抜けるようにしています。
その中で、「勝ちたい子」「勝ちたくない子」を見極めています。
正直、本気で取り組めば、必ず強くなれる練習メニューにしています。
そこに「ハート」が入っているかいないかを、接していれば分かります。
同じ練習でも「勝ちたい子」がやれば、必ず強くなりますし、「勝ちたくない子」がやれば、ただ出来ないだけの練習になります。
ここの差って、本当に大きいです。
1年教えれば、レベルアップはさせます。
しかし、予想通りには伸びてくれません。
「このレベルの練習は出来るだろう・・・」と思って時間を使いますが、
思っている半分もできていないと、ガッカリします。
基礎はちゃちゃっと・・・
僕はワンショット30本、正確なショットを打って、どんどん進んでほしいタイプです。ノックやパターン練習も、「簡単、普通、難しい」の3段階くらい用意してあります。しかし、「簡単」なはずの練習でいつもつまずかれると、さすがに落ち込みます。
「君たちの今の実力なら、出来るよ」と思います。
1時間あったら、
簡単5分から10分
普通15分から20分
難しい30分から40分
こう練習時間を使いたいんです。
90分あったら、
簡単10分から15分
普通15分から30分
難しい45分から65分
こう練習時間に使いたいんです。
そうすると、普通や難しいが練習するうちに簡単になります。
レベル1スタート
レベル2
レベル3
レベル3スタート
レベル4
レベル5
レベル5スタート
レベル6
レベル7
レベル7スタート
レベル8
レベル9
レベル9スタート
レベル10
通しでレベル1スタート
毎回レベル1からスタートして、頑張ってレベル3の練習を1年頑張っても、
1年でレベル3にしかなりません。
せめて1年でレベル6~8くらいにはあげたいですね。
2年目レベル7からスタート出来れば、2年でレベル9には行けます。
3年目レベル9からスタート出来れば、3年でレベル10にいけます。
上手くなればなるほど、無駄な練習がなくなり、基礎の時間短縮ができます。
高校生、本当は、7から8レベルです。
しかし、現状は、2から8レベルです。
簡単に言うと、安定していないということです。
簡単すぎるミスをしてしまいます。
安定して来れば、レベル8で結構強いと思います。
強くしていると思います。
だけど、ビックリするミスをしてしまい、レベル2にもなります。
強いのか弱いのか分かりません。
僕としては、レベル8くらいで夏明けの秋からレベル9スタートにしたいんです。これは生徒が僕の気持ちを理解して練習してくれるかどうかです。
察してくれるかどうかです。
もちろんレベル10以上もあります。
もっと強くなるんだけどな・・・
いつもそう信じて教えているんですが、
夏明けまではグッとガマン。
信じて待ってみようかな。
田中信雄