時間があって、体が万全で、もう一度やりたいこと、それは1日バドミントンです。
朝一から夜最後まで、12時間ずっとバドミントンをしたいです。
昔はやっていました。
合宿なんて、朝10から夜9時まで。そして次の日は朝6時(自由参加、全体は9時から)から夕方5時まで。
バドミントン付け。
声をかけると5~7クラブ、総勢100人くらい集まりました。
目的は、もちろん競技力向上ですが、一番は仲間、友達作りでした。
スポーツって、もちろん技術向上が必要だと思います。それと同時に、仲間、友達作りが大切だと思うんです。
スポーツって遊びでしょう。遊びには仲間が必要です。
人生生きていく中でも同じです。
人は人に助けられて、人は人を助けて生きています。
便利な時代だと言われますが、人は人なしでは生きていけないと僕は思います。
ハイタッチしたり、ハグしたり、握手したり、日本では簡単ではないかもしれませんが、その代わりに、にっこりあいさつしたらいいんです。
一緒に一つの事を楽しめばいいんです。
便利と言われる時代になればなるほど、人が大切です。
心が大切です。
君と一緒にバドミントンがしたい。
君と一緒に練習したい。
君と一緒に試合で勝ちたい。
そう思われることって、そう思うことよりも難しいって思うんです。
好かれるために、無理して優しくしなくてもいいです。
向上心をなくす必要はありません。
だけど、人は大切です。
いつも、どんな時でも、助けてくれるのは人です。
その逆に、傷つけるのも人です。
だから、思われることって、思うことよりも難しいんです。
僕の生徒たちは、みんな世界一だと僕は思います。
バドミントンでしか関わりはないかも知れませんが、出逢った時よりもみんな必ず、技術はもちろん、心を成長してくれています。
人としての成長です。
これが僕の自慢です。
だから、うちの子たちは、世界一なんです。
きっとどの先生も、指導者も、自分の教え子が一番可愛いと思っています。親だって、うちの子が一番可愛いと思っています。
ただそこに、「人と比べる」が入るから、いけないんです。
前のうちの子と、今のうちの子とを比べてみてください。
必ず成長しています。
褒める所がたくさんあります。
認めるところがたくさんあります。
人を育てるのは人です。
心を育てるのは心です。
来年、一回くらい生徒たちと1日中バドミントンができるように、時間と体の調整をすることが、僕の来年の目標です。
田中 信雄