田中バドミントンクラブ広島

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そんなもんじゃない・・・

久しぶりのエネルギー切れ・・・

練習前半、ジュニアをしました。
ストレッチからステップワーク、ラケットワーク、軽いフットワーク。
まだまだ初心者なので、鏡になるように左で・・・。
その後、基礎練習。

今はとにかく基礎、基礎あっての応用。
目指すところがあるので、基礎をとにかく植え付ける。
基礎ベースをしっかり身に付けることが、選手への第一歩。

これは恩師の教え・・・

僕も含め、目先の「出来る」に走ってしまいがちですが、実は違います。
「出来る」と「勝てる」は違います。
基礎ベースのない「出来る」は所詮試合では通用しません。

「出来ない基礎」を「出来た」に変える。
ここに試合でぶれない基礎ベースがあることを身を持って知っています。

試合でぶれる子は基礎がない。

基礎って嫌になるくらい時間がかかります。
逆に言うと時間をかけます。
1回2回の「出来た」なんて本当は出来ていないんです。
何度やっても「出来る」までならないとダメなんです。

妥協しない練習、妥協しない意識、久しぶりにエネルギーが切れてしまいました。

ジュニアから高校生へ

高校生は、部分部分で伸びてきています。
正しい意識で正しい練習をしている子は伸びてきています。

もう少しなんです。「出来た」を試合でも使えるくらい練習しているショットは、「出来る」に変わってきています。

「出来た」と「出来る」の違いが分かった部分は確実に伸びています。

僕もそうでしたが、自分の「出来た」は正直、レベルが低いです。しかし、恩師が「出来た」と認めてくれた「出来た」はレベルが高いです。
まあなかなか合格はもらえなかってし、簡単には認めてもらえませんでした。
今、自分が教える立場になり、簡単に合格が出せない、認めてあげない本当の意味は、「そんなもんじゃないでしょう」なんです。

ここがポイント・・・

「そんなもんじゃないでしょう」のレベルは高いです。もっと言えば、高い能力を持っているということです。

妥協できないのは、力を持っている子に対してです。僕が簡単に褒めるときは、どうでもいい時です。そして心から褒めるときは、本当にいい時です。

教え子諸君が、どっちを求めているのかは分かりません。
偽物の褒めるなのか、本物の褒めるなのか、どうでもいい子には、どっちでもいいです。冷たいですが・・・

ただ、簡単に褒めない意味を高校生が分かった時、本物の褒めるが欲しいと思ったとき、今の5倍は上手くなります。

「そんなもんじゃない」
この気持ちが上手くなるためには必要みたいです。

田中 信雄