チームは、一つになることが理想です。
しかし、なかなかそうはなりません。
例えば、幼稚園、小学生低学年のチームだと、みんなバラバラです。
ジュニアや中学生、高校生のクラブになると、上級生がまとめてくれます。
しかし、我が強い子がいると、なかなかまとまりません。
本来チームとは・・・
監督(顧問・コーチ)
↓
部長・副部長
↓
上級生
↓
中級生
↓
下級生
が理想です。
監督(顧問・コーチ)
↓
部長・副部長
↓
上級生・中級生・下級生
や
監督(顧問・コーチ)
↓
部長・副部長・上級生・中級生・下級生
もあります。
チームとは、伝言ゲームみたいなものです。
監督は、部長に伝わるように、部長は、上級生に伝わるようにと、下へと伝えます。
上3つは状況に応じてあります。
本当にいいチームは、チームとして一つのポリシー、決め事、方向性があります。
自分たちは、自分たちのチームを、こんな風にしようというものがあります。
ここで難しいのは、個人競技です。
個人競技は、個が頑張ればいいと思うケースがあります。
しかしこれは、部活とは言えません。
部活とは、学校生活の一環です。先輩もいれば後輩もいる。同じ釜の飯を食う仲間です。団体生活です。単体生活ではありません。
これを基本に、チームの色があります。
赤・黄色・青・緑など、その色がいろいろ混ざるとチームらしさがなくなってしまいます。
例えば、メンバーの入れ替わりの今の時期は、チームカラーを作るチャンスです。
ここでしっかりと、縦の関係、伝言が伝わる線になっていれば、良いチームですし、点のままだったり、線・点・線だったりすると、チームはまとまりません。
チームのコンセプトが決まっている場合、選手はそれに合わせるよう、努力する必要があります。
僕もチームを持っていますが、理想は、誰が見てもキチンとしているチームです。言葉使い・態度・返事・行動などキチンとしている気持ちのいいチームです。
まぁ僕の場合は、ベースを言い、ダメな部分は言いますし、聞かれたら答えますが、生徒たちが考えて、自分たちでしっかりチーム作りをしようとしてくれるまでの時間を半年は考えています。
上級生には1ヵ月くらいで考えさせます。
チーム代わりの時は、上級生はまとめるために、苦労すると思います。
新入生も慣れてきて、自分色を出し始めます。
ここでチームカラーに持っていくことができれば、良いチームになります。
1年を決める大事な時、チームとして、仲間として、上級生には頑張ってもらいたいところです。
ここがポイント・・・
チームカラーは、自分たちの大切なカラーです。
心を一つに・気持ちを合わせて・誇りを持てるチームカラーにしましょう。
かっこいいチームカラーは、一人一人のハートの集まりです。
田中 信雄