勝ちから学ぶもの・・・
勝つことから学ぶことはあっても、
負けることから学ぶことはない。
もしも、負けから学ぶとしたら、
それは勝つことを知っているものが、負けた時、
その時に学ぶことがある。
勝った気持ちは、勝った時にしか味わえません。
負けた気持ちも、負けた時にしか味わえません。
だけど、勝つことは、やっぱり大変です。
その大変を知っているものが、負けを知ったとき、
その負けは、勝ちを見出します。
その逆に、負け続けているものが、勝った時、
学ぶべき、感じるべきものに出逢います。
なので、勝ち続けている人に、勝つことから学ぶことが少ないように、
負け続けている人も、負けから学ぶことは少ないんです。
だからこそ、試合に出るのであれば、勝つ喜び、勝つ苦しさ、
勝つまでもプロセスを感じるために、頑張るといいなぁって思います。
勝ったことがない子に、負けから学ぶことがあるよ。
というのは酷です。
正直、どこまで頑張って、どこまで練習したらいいのかさえ、
勝ったことのない子は分かりません。
これは保護所の方も同じです。
分からないことにチャレンジすることほど、分からないことはありません。
なので、1度だけでも何とかして、勝つ喜びを味わってほしい。
大会の1勝でも、大会の入賞でも、形になる「勝ち」を知ってほしい。
そのために、バドミントンを教えているのだと思います。
お手手つないでみんなで1番もいいけれど、
特別に感じる賞状や順位を味わってほしい。
それが、子どもも保護者も指導者も変わる道しるべになります。
勝つって大変だからこそ,価値があるんです。
田中信雄 入力H